東海道本線旧線探索【大崩海岸】

私、N_stationは大学入試を終えました。更新を再開してまいります。
詳しくは こちら をご覧下さい。



この記事は「道路遺構探索【宇津の谷編】!」および「道路遺構探索【大崩海岸編】!」の続きとして書いています。
「道路遺構探索【宇津の谷編】!」をご覧になっていない方は こちら の記事へ、「道路遺構探索【大崩海岸編】!」ををご覧になっていない方は こちら の記事へどうぞ。

今回紹介するのは静岡県の焼津市~静岡市にかけて続く「大崩海岸」にある東海道本線の旧線です。

大崩海岸図
下手な手描き図で申し訳ありませんが・・・。
この旧線(オレンジ線)には「石部隧道」と「磯浜隧道」の2つの隧道が存在し、鉄道線としての生涯を1回終え一時期は道路にも転用されたあと、今度は「石部隧道」の静岡側と「磯浜隧道」の焼津側のみを残して1つの隧道に統合され(青点線)、現在も「石部隧道」として活躍しているという大変珍しい路線変更が行われています。
つまり、「石部隧道」の焼津側~「磯浜隧道」の静岡側が廃線区間となっているわけです。

ちなみに、ピンク色の線は県道416号線で、前回紹介した「大崩海岸」の廃道とはかなり近い距離に旧線があります。



【注意!】このレポートでは危険な場所の探索を行っています。実際に行きたいと思った方は十分に注意してください。私は一切の責任を負いかねます。



この東海道本線旧線へのアクセスは、旧:石部隧道の焼津側坑口付近に出れる道がありますが、ここでは詳しくお教えする事はできません。

県道416号線10
ヒントは県道416号線のこの辺りからアクセス路が分岐していますw


東海道本線旧線1
アクセス路を出た瞬間、この光景が待ち受けています! 旧石部隧道、焼津側坑口です。
上り線と下り線でそれぞれ隧道が分かれているタイプです。

東海道本線旧線2
大崩海岸という立地条件がいけないのか、残念ながら崩壊が激しいです。現在進行形で進んでいると思われます。写真は上り線隧道です。

東海道本線旧線3
続いて下り線隧道です。こちらも崩壊しているはずなのですが、随分とキレイな断面を見せています。覗かせている断面が石積みなのに対し、坑口部分はレンガ積みなので、レンガ部分はあとから付け足されたのかもしれません。

そういえば、この2枚の写真を見て違和感を感じません? 隧道を下から撮影しているんですよ。そう、線路が通っていたはずの路盤が無いんです。

東海道本線旧線4
ご覧のように、跡形も無く粉々です・・・。まさに「大崩」という言葉が合う光景です。
ちなみに、写真奥が「磯浜隧道」方向となりますが、施設建設による整地で「磯浜隧道」静岡側坑口とその付近の路盤は完全に失われています。

東海道本線旧線5
まるでおもちゃのように海岸に転がる隧道の破片。自然の力はすごいものです・・・。

東海道本線旧線10
隧道の天井部分の一部と思われる破片が転がっています。レンガに付着した黒い汚れはSLの煤でしょうか。

東海道本線旧線6
この旧線が現役だった頃は、どんな車窓が広がっていたんでしょうかね。

東海道本線旧線7
斜面の途中でふんばっている破片もありました。とりあえずこの場所で安定はしているみたいですが、あまり近づきたくないですね。

東海道本線旧線8
旧線は本当に海に近い場所を走っていたんですね。海に目をやると、遠くに三保半島が見えます。

東海道本線旧線9
おそらく橋台と思われる遺構も残っていました。1本はすでに力尽きていましたが、もう1本は今でもしっかりと立っています!

東海道本線旧線11
わずかながら暗渠も残っていました。


写真を見て分かるとおり隧道の破片が散乱しており、また隧道自体も現在進行形で崩壊が進んでいるため、あまり近づかないほうがいいです。
アクセス路も決して良い道とは言えません。実際に訪れたい方は十分ご注意下さい。



最後に、現在の石部隧道の様子をご覧頂きましょう。
用宗→焼津間の313系列車内から撮影してみました。

石部隧道1
石部隧道静岡側坑口は、ロックシェッドが続いているため直接見ることはできません。
左の坑口が下り線、右の坑口が上り線ですが、そうなると真ん中の坑口は何のためにあるんでしょうか。

石部隧道2
石部隧道下り線は、静岡側坑口付近に採光窓?が設置されています。

石部隧道3
程なくして隧道は右へカーブします。この付近に旧隧道との分岐があるはずですが、さすがに埋められてしまっているようです。

石部隧道4
その後、しばらく直線が続きます。この部分が新たに掘られた隧道となります。

石部隧道5
再び右へカーブします。この付近で後方から旧:磯浜隧道が合流してくるはずですが、やはり合流点は分かりませんでした。

石部隧道6
そして出口が見えてきます。
列車内から見てみると、やはり現:石部隧道は不自然なカーブを描いているのがよく分かります。


焼津駅案内板
ちなみに、焼津駅の名所案内には「大崩海岸」が紹介されています。



3回に渡ってお送りしてきた道路遺構、鉄道遺構めぐり旅はこれにてすべて終了となります。楽しんでいただけたでしょうか?
非常に長い記事になってしまい見苦しい点もあったかと思いますが、ご了承下さい。
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Author:N_station
鉄道や路線バスの写真撮影が趣味で、最近は道路系や深夜アニメ(「ラブライブ!」とか「ヤマノススメ」とか)にもハマってしまっている救いようのないニコ厨です(orz
社会人になったから深夜アニメを卒業できるかと思ってたらこれだよ!

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