西武沼津店が閉店へ・・・
2013年も1ヶ月が過ぎようとしていますが、新年になって早々、残念なことがあります。

1月31日、西武沼津店が55年間の歴史に幕を閉じます。地元に住む私にとっては、見過ごせないニュースです。

西武沼津店は、沼津駅南口の目の前に1957年に開業し、長年にわたって沼津駅前の顔として親しまれてきました。

2つの建物を結ぶ連絡通路(写真左)は、1971年に新館を増築した際に架けられたもので、西武沼津店の象徴です。

西武沼津店には、地下道から入ることも可能です。閉店後、この地下道の出入口がどうなるのか気になるところです。

西武沼津店のネオンです。閉店の理由のひとつには、建物の老朽化もあるようで、確かに少しくたびれているようにも見えます。

西武沼津店の前で発車を待つ、同じ西武系列の伊豆箱根バス。この光景も、まもなく見納めとなります。
ちなみに、沼津駅南口は、西武沼津店の前から伊豆箱根バスが、富士急百貨店の前から富士急バスがそれぞれ発車しています。

西武沼津店の撤退の一因となったとされる、同じ西武系列の「イトーヨーカドー沼津店」(イシバシプラザ)。沼津駅北口の近くにあり、1978年に開業しています。西武系列の商業施設が至近距離に2つあるのは、効率が悪いと判断されたのかもしれません。
また、近年は郊外に新たなショッピングセンターが次々に開業し、西武沼津店の客が流れてしまっていました。
昨年3月、特急「あさぎり」の沼津~御殿場間が廃止されたのに続き、今回の西武沼津店の撤退・・・。沼津が衰退してきているのが実感できてしまいますね・・・。なお、西武沼津店の閉店後、跡地をどうするのかということについては未だ決まっていないようで、西武沼津店の撤退後、沼津駅南口の一等地が長期間空いてしまう可能性があります。

なお、西武沼津店の道路を挟んだ反対側には、富士急百貨店があり、こちらは今後リニューアルをするそうです。西武沼津店の撤退により、静岡県東部地域(富士市以東)の百貨店はこの富士急百貨店のみとなってしまうので、今後に期待したいところです。
西武沼津店、55年間ありがとう!


1月31日、西武沼津店が55年間の歴史に幕を閉じます。地元に住む私にとっては、見過ごせないニュースです。

西武沼津店は、沼津駅南口の目の前に1957年に開業し、長年にわたって沼津駅前の顔として親しまれてきました。

2つの建物を結ぶ連絡通路(写真左)は、1971年に新館を増築した際に架けられたもので、西武沼津店の象徴です。

西武沼津店には、地下道から入ることも可能です。閉店後、この地下道の出入口がどうなるのか気になるところです。

西武沼津店のネオンです。閉店の理由のひとつには、建物の老朽化もあるようで、確かに少しくたびれているようにも見えます。

西武沼津店の前で発車を待つ、同じ西武系列の伊豆箱根バス。この光景も、まもなく見納めとなります。
ちなみに、沼津駅南口は、西武沼津店の前から伊豆箱根バスが、富士急百貨店の前から富士急バスがそれぞれ発車しています。

西武沼津店の撤退の一因となったとされる、同じ西武系列の「イトーヨーカドー沼津店」(イシバシプラザ)。沼津駅北口の近くにあり、1978年に開業しています。西武系列の商業施設が至近距離に2つあるのは、効率が悪いと判断されたのかもしれません。
また、近年は郊外に新たなショッピングセンターが次々に開業し、西武沼津店の客が流れてしまっていました。
昨年3月、特急「あさぎり」の沼津~御殿場間が廃止されたのに続き、今回の西武沼津店の撤退・・・。沼津が衰退してきているのが実感できてしまいますね・・・。なお、西武沼津店の閉店後、跡地をどうするのかということについては未だ決まっていないようで、西武沼津店の撤退後、沼津駅南口の一等地が長期間空いてしまう可能性があります。

なお、西武沼津店の道路を挟んだ反対側には、富士急百貨店があり、こちらは今後リニューアルをするそうです。西武沼津店の撤退により、静岡県東部地域(富士市以東)の百貨店はこの富士急百貨店のみとなってしまうので、今後に期待したいところです。
西武沼津店、55年間ありがとう!
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2013年1月からの深夜アニメ!
大井川鐡道の記事を書いている間に、すでに2013年が1ヶ月経とうとしていますね(orz
今期も新作深夜アニメが続々と放送を開始しています。というわけで、今回は私が見ることのできた範囲で、1話目を見た各作品の印象を書いていきたいと思います。3ヶ月に1度の恒例コーナーですw
※一部にネタバレが含まれますので、ご理解いただける方のみこの先をお読みください。
1.AKB0048
2期目の作品となりますが、初回が"第13話"となっているので、どうやら1期の2クール目という位置づけのようです。新年早々、tvkでは日中に1期の再放送を数時間連続で放送していたりもしましたw
どうやら、今期は仲間同士の争いが本格化しそうですね。智恵理の父も何やら企んでいる様子で、波乱の展開となりそうです。今後も見ていきたいと思います。
2.僕は友達が少ないNEXT
こちらも2期目の作品となります。
オープニング曲やストーリーは1期の雰囲気そのままの騒がしさで、最初から展開が早いです。1期の時点でいくつかフラグが立っていたので、2期ではフラグがどうなるのか気になるところです。今後も見ていきたいと思います。
3.生徒会の一存Lv.2
またまた2期目の作品となります。インターネット上では2012年10月から一足先に配信されていたりもしました。
私は1期を見ていないので、現時点ではなんとも言えない作品ですね。ただ、1話目(第0話)は1期を見ていなくても楽しめたので、今後も見ていく予定です。
4.みなみけ~ただいま~
なんと、4期目の作品となります。直前にはtvkで2期の再放送がされていました。なぜ1期でも3期でもなく2期を再放送したし・・・。
それはさておき、このような日常系の作品は好みですね。放送時間も、私が住む地域では23時30分からと早めで助かりますw 今後も見ていきたいと思います。
とりあえず、千秋の可愛さは異常!
5.俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる
久しぶりにタイトルが長い作品ですねw 略は"おれしゅら"のようです。
ストーリーの進み方が早く、1話目から波乱の展開となっています。まさに"修羅場"状態w こういう作品を見ていると、つくづく幼なじみっていいなぁ・・・と思ってしまいます。今後の展開が気になるので、見ていきたいと思います。
とりあえず、千和が可愛い!
6.GJ部
日本テレビで放送されている深夜アニメです。日本テレビで深夜アニメを放送するのは珍しいような気がします。ちなみに、これで"ぐっじょぶ"と読むそうでw
ストーリー自体は、ギャグ系のテンションの高いもの(雰囲気は「日常」や「あっちこっち」に近い)で、個人的には好みです。ただ、何を目的としているのかが分からず、なんとなくまとまりが無いように感じてしまいました。
今後見ていくかどうかは展開次第でしょうか。
7.ささみさん@がんばらない
シャフトが制作している作品です。
さすがと言うべきか、やはりと言うべきか、1話目を見ただけでは私には理解のできないシャフト感全快な作品です。とりあえず、鎖々美のお兄さんの存在感とエンディング曲のインパクトが半端ないですw
今後見ていくかどうかは展開次第でしょうか。ただ、この番組のあとに「僕は友達が少ない」が連続して放送されるので、おそらく見ると思います。
8.ビビッドレッド・オペレーション
伊豆大島が舞台のオリジナルアニメーションのようです。
どうやら未来の世界をイメージしているようで、背景などが非常に綺麗に描かれています。1話目は、前半と後半で大きく展開が異なっており、非常に抑揚のある作品のように感じます。
どうやら百合展開も期待できそうなので、これからも見ていきたいと思います。
9.アムネシア
以前放送された、黄昏乙女な作品とタイトルが被る作品ですw もちろん、内容はまったく異なるものですが・・・。
主人公が失った記憶を取り戻すといった感じの作品のようですが、1話目を見ただけでは理解しきれない作品でした。この手の作品はいつも思うのですが、主人公の順応性が高すぎませんか?w 記憶を失っているのにアルバイトに行ったり・・・。アニメにそんなことを言っても仕方ないのは分かっていますが・・・。
今後見ていくかどうかは展開次第でしょうか。
10.THE UNLIMITED 兵部京介
「絶対可憐チルドレン」で登場した"兵部京介"が主役のオリジナルストーリーだそうです。
私は「絶対可憐チルドレン」を見たことが無いため、残念ながら内容を理解することはできませんでした。おそらく、今後見ることは無いと思います。
11.幕末義人伝 浪漫
「ルパン三世」の原作者であるモンキー・パンチさんがキャラクター原案をしている作品です。
幕末を舞台にした空想時代活劇のようです。キャラクターの作画はまさにルパンと同じで、非常に興味のある作品です。
ただ、放送時間が遅めのため、今後見るかどうかは微妙なところです。
12.問題児たちが異世界から来るそうですよ?
タイトルの通り、箱庭と呼ばれている世界に、異世界の問題児たちが召喚されるという作品です。
この手の作品も、主人公の順応性が高いですよね。いきなり異世界に召喚されたのに、そこまで驚くこともなく・・・。アニメにそんなことを言っても仕方ないのは分かってry
今後見ていくかどうかは微妙なところですが、この番組の前に「みなみけ」が、あとに「生徒会の一存」がそれぞれ放送されるので、おそらく見ると思います。
・百花繚乱 サムライガールズ(再放送)
2010年に放送された作品です。2013年4月から2期が始まるのを前に、再放送をしているようですね。
第一印象は、随分と懐かしい作品を・・・でしたw 本放送時も最初の数話は見ていたのですが、何らかの理由で途中から見なくなってしまいました。せっかくの再放送なので、最後まで見てみようと思います。
今期私が見ることができたのは、この13作品でした。
今期の作品の第一印象としては、百合分の多い作品が少ない!(ぇ また、2期目以上の作品が比較的多いように感じました。百合好きな私にとっては少し残念ではありますが、今期も楽しみながら深夜アニメを見ていきたいと思います。
ただ、私は3月から社会人になるので、どの作品も最終回まで見続けるのは難しそうですが・・・(orz
今期も新作深夜アニメが続々と放送を開始しています。というわけで、今回は私が見ることのできた範囲で、1話目を見た各作品の印象を書いていきたいと思います。3ヶ月に1度の恒例コーナーですw
※一部にネタバレが含まれますので、ご理解いただける方のみこの先をお読みください。
1.AKB0048
2期目の作品となりますが、初回が"第13話"となっているので、どうやら1期の2クール目という位置づけのようです。新年早々、tvkでは日中に1期の再放送を数時間連続で放送していたりもしましたw
どうやら、今期は仲間同士の争いが本格化しそうですね。智恵理の父も何やら企んでいる様子で、波乱の展開となりそうです。今後も見ていきたいと思います。
2.僕は友達が少ないNEXT
こちらも2期目の作品となります。
オープニング曲やストーリーは1期の雰囲気そのままの騒がしさで、最初から展開が早いです。1期の時点でいくつかフラグが立っていたので、2期ではフラグがどうなるのか気になるところです。今後も見ていきたいと思います。
3.生徒会の一存Lv.2
またまた2期目の作品となります。インターネット上では2012年10月から一足先に配信されていたりもしました。
私は1期を見ていないので、現時点ではなんとも言えない作品ですね。ただ、1話目(第0話)は1期を見ていなくても楽しめたので、今後も見ていく予定です。
4.みなみけ~ただいま~
なんと、4期目の作品となります。直前にはtvkで2期の再放送がされていました。なぜ1期でも3期でもなく2期を再放送したし・・・。
それはさておき、このような日常系の作品は好みですね。放送時間も、私が住む地域では23時30分からと早めで助かりますw 今後も見ていきたいと思います。
とりあえず、千秋の可愛さは異常!
5.俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる
久しぶりにタイトルが長い作品ですねw 略は"おれしゅら"のようです。
ストーリーの進み方が早く、1話目から波乱の展開となっています。まさに"修羅場"状態w こういう作品を見ていると、つくづく幼なじみっていいなぁ・・・と思ってしまいます。今後の展開が気になるので、見ていきたいと思います。
とりあえず、千和が可愛い!
6.GJ部
日本テレビで放送されている深夜アニメです。日本テレビで深夜アニメを放送するのは珍しいような気がします。ちなみに、これで"ぐっじょぶ"と読むそうでw
ストーリー自体は、ギャグ系のテンションの高いもの(雰囲気は「日常」や「あっちこっち」に近い)で、個人的には好みです。ただ、何を目的としているのかが分からず、なんとなくまとまりが無いように感じてしまいました。
今後見ていくかどうかは展開次第でしょうか。
7.ささみさん@がんばらない
シャフトが制作している作品です。
さすがと言うべきか、やはりと言うべきか、1話目を見ただけでは私には理解のできないシャフト感全快な作品です。とりあえず、鎖々美のお兄さんの存在感とエンディング曲のインパクトが半端ないですw
今後見ていくかどうかは展開次第でしょうか。ただ、この番組のあとに「僕は友達が少ない」が連続して放送されるので、おそらく見ると思います。
8.ビビッドレッド・オペレーション
伊豆大島が舞台のオリジナルアニメーションのようです。
どうやら未来の世界をイメージしているようで、背景などが非常に綺麗に描かれています。1話目は、前半と後半で大きく展開が異なっており、非常に抑揚のある作品のように感じます。
どうやら百合展開も期待できそうなので、これからも見ていきたいと思います。
9.アムネシア
以前放送された、黄昏乙女な作品とタイトルが被る作品ですw もちろん、内容はまったく異なるものですが・・・。
主人公が失った記憶を取り戻すといった感じの作品のようですが、1話目を見ただけでは理解しきれない作品でした。この手の作品はいつも思うのですが、主人公の順応性が高すぎませんか?w 記憶を失っているのにアルバイトに行ったり・・・。アニメにそんなことを言っても仕方ないのは分かっていますが・・・。
今後見ていくかどうかは展開次第でしょうか。
10.THE UNLIMITED 兵部京介
「絶対可憐チルドレン」で登場した"兵部京介"が主役のオリジナルストーリーだそうです。
私は「絶対可憐チルドレン」を見たことが無いため、残念ながら内容を理解することはできませんでした。おそらく、今後見ることは無いと思います。
11.幕末義人伝 浪漫
「ルパン三世」の原作者であるモンキー・パンチさんがキャラクター原案をしている作品です。
幕末を舞台にした空想時代活劇のようです。キャラクターの作画はまさにルパンと同じで、非常に興味のある作品です。
ただ、放送時間が遅めのため、今後見るかどうかは微妙なところです。
12.問題児たちが異世界から来るそうですよ?
タイトルの通り、箱庭と呼ばれている世界に、異世界の問題児たちが召喚されるという作品です。
この手の作品も、主人公の順応性が高いですよね。いきなり異世界に召喚されたのに、そこまで驚くこともなく・・・。アニメにそんなことを言っても仕方ないのは分かってry
今後見ていくかどうかは微妙なところですが、この番組の前に「みなみけ」が、あとに「生徒会の一存」がそれぞれ放送されるので、おそらく見ると思います。
・百花繚乱 サムライガールズ(再放送)
2010年に放送された作品です。2013年4月から2期が始まるのを前に、再放送をしているようですね。
第一印象は、随分と懐かしい作品を・・・でしたw 本放送時も最初の数話は見ていたのですが、何らかの理由で途中から見なくなってしまいました。せっかくの再放送なので、最後まで見てみようと思います。
今期私が見ることができたのは、この13作品でした。
今期の作品の第一印象としては、百合分の多い作品が少ない!(ぇ また、2期目以上の作品が比較的多いように感じました。百合好きな私にとっては少し残念ではありますが、今期も楽しみながら深夜アニメを見ていきたいと思います。
ただ、私は3月から社会人になるので、どの作品も最終回まで見続けるのは難しそうですが・・・(orz
大井川鐡道を満喫する!(6)
2013年になりましたが、しばらくの間は2012年のことについて書いていきます。申し訳ございません。
※ただいま、数回の記事に分けて「大井川鐡道を満喫する!」をお送りしています。以下の記事も併せてご覧ください。
大井川鐡道を満喫する! (1)→こちら (2)→こちら (3)→こちら (4)→こちら (5)→こちら

大井川鐡道井川線堂平駅~井川駅の休止線の調査を終えた私は、いよいよ帰宅する時間となりました。
しかし、行きと同じルートで帰るのはつまらないので・・・

路線バスを乗り継いで帰ることにしました! 井川では自主運行バスを運行しており、ちょうどその路線が休止線の近くを通っているのです。しかし、この自主運行バス、少し問題がありまして・・・。

写真左下の注意書きを読むと(読みにくいですが・・・)、
「本線は静岡井川線の廃止に伴い、代替バスとして小型車両で運行しております。乗車定員9名を越えますとご乗車になれない場合がありますので予めご了承ください。」
そう、この路線バスはあくまで井川地区の住民の生活交通の確保を主な目的として運行しているため、車両が小さく、定員があるのです。もし、このバス停に到着する時点ですでに9名乗車していた場合、私は乗車することができません。しかも、路線図を見ると分かるとおり、この西山平バス停は路線の中でも終点に近い位置のため、座席が埋まっている可能性は高そうです。
不安に感じながらも待つこと数分、私が乗車する上落合行きのバスが来ました。はたして・・・
※写真は上落合バス停到着後に撮影したものです。
なんと車内は0人! 乗客は私だけというw いらぬ心配だったようです。
乗車すると、運転士さんが「このバス停から乗ってくるなんて珍しいねぇ。驚いたよ。」とおっしゃったので、井川線の休止区間を調査していたことを話したところ、「あぁ、堂平のところね!」と、なんと休止線をご存知で、休止線について詳しく話してくださいました。
1.20年ほど前までは列車が走っていた
調べたところ、この休止線は昭和40年代に一度休止状態となったものの、新たな発電所の建設に伴い、昭和60年代から平成の初めにかけて再び使用されていたようです。よって、この証言は信憑性が高いです。
2.数年前に道路が不通になった際、道路として転用された。道路の復旧後は、わざわざ線路を敷き直した
確かに、2008年5月に井川駅付近で土砂崩れが発生し、県道が不通となった際、休止線が仮設道路として利用されています。ただ、これは路盤に保護シートを敷き、その上にアスファルトの簡易舗装をしたもので、レールを撤去したものではありません。県道復旧後は、簡易舗装を撤去して原状に戻しており、レールを敷き直したわけではないようなので、若干の間違いがあります。とはいえ、貴重な情報には違いありません。
お話を聴いている間に、井川駅前、井川少年自然の家、大日と3つのバス停を通過しましたが、いずれも乗車してくる人は無く、乗客は私1人のまま終点の上落合バス停へ向かいます。この大日バス停~上落合バス停間が非常に長く、なんと50分ほどノンストップで走ります。そして、その道中のほとんどが1車線幅しかないカーブばかりの山道という悪路でして・・・。路面状況も良くなく、酔いやすい人は完全にアウトだろうなと思ってしまうほどです。幸い、私はあまり酔わない人なのでなんともなく、50分間ずっと運転士さんといろいろとお話をしていました。
運転士さんによれば、地元の人がこの道路を走る時は、必ずライトを点け、窓を少し開けて走るそうです。これは、ライトを点けることで遠くからでも対向車の接近を確認でき、窓から入るエンジン音で大型車かどうかを判断することで、スムーズにすれ違いができるようにだそうです。
また、もし後続車がいるようであれば、路肩に避けて先に通すことも重要で、会話中にも何度か後続車を先に通すことがありました。これは、もし狭い場所で対向車が来た場合、1台であればバックすることが可能ですが、後続車がいるとバックができず、立ち往生してしまうからだそうです。
地元の人にとっては、これらのことは"常識"となっており、スムーズにすれ違いができるのですが、遠方からの行楽客などはこういったことを知らずに突っ込んでくるため、立ち往生や事故が起こることがあるそうです。ちなみに、地元の人は"すれ違えない場所"や"すれ違える場所"をすべて把握しているのだとか・・・。すごいですね。
他にも、「この路線バスは2台の車両を4人で管理している」といったことや「最近は紅葉の色が汚くなってしまった」といったお話を聴いているうちに、終点の上落合バス停に到着しました。運転士さん、貴重なお話ありがとうございました!

上落合バス停では、しずてつジャストラインの路線バスに乗り換えます。バスを乗り継げるよう接続の良いダイヤが組まれており、便利です。

後ろに停車している車両が今まで乗ってきた自主運行バス、前に停車しているバスがこれから乗車するしずてつジャストラインの新静岡バスターミナル行きです。それでは、エアロスターに乗車しましょう。こちらは、私の他にもう1人の乗客を乗せて出発しました。
ちなみに、この便が上落合バス停発の最終便ですw

って、エアロスターが通って良い道路じゃないだろこれ!
先ほどの上落合バス停までの道路もこのくらいの道幅でしたが、あちらはワンボックスタイプの車両だったのに対し、こちらは大型バス・・・。それでも、華麗なハンドル捌きで走行できるとは、さすがはプロの運転士さんです。
静岡市街地に近付くにつれ、道路は広くなり、乗客も増えてきました。

そして、すっかり日が暮れた18時過ぎ、上落合バス停から90分ほどで静岡駅に到着しました。
ちなみに、西山平バス停から上落合バス停までが700円、上落合バス停から静岡駅までが1200円で、合計1900円と意外と安かったです。もし、大井川鐡道で帰っていた場合、金谷駅までで3090円掛かっていたので、やはり路線バスにして正解でした。
静岡駅からは、東海道本線に乗り換え、帰宅となりました。
というわけで、6回に渡ってお送りしてきた「大井川鐡道を満喫する!」はこれにて完結となります。楽しんでいただけたでしょうか? ぜひ、皆さんも大井川鐡道に乗車してみてください。
※ただいま、数回の記事に分けて「大井川鐡道を満喫する!」をお送りしています。以下の記事も併せてご覧ください。
大井川鐡道を満喫する! (1)→こちら (2)→こちら (3)→こちら (4)→こちら (5)→こちら

大井川鐡道井川線堂平駅~井川駅の休止線の調査を終えた私は、いよいよ帰宅する時間となりました。
しかし、行きと同じルートで帰るのはつまらないので・・・

路線バスを乗り継いで帰ることにしました! 井川では自主運行バスを運行しており、ちょうどその路線が休止線の近くを通っているのです。しかし、この自主運行バス、少し問題がありまして・・・。

写真左下の注意書きを読むと(読みにくいですが・・・)、
「本線は静岡井川線の廃止に伴い、代替バスとして小型車両で運行しております。乗車定員9名を越えますとご乗車になれない場合がありますので予めご了承ください。」
そう、この路線バスはあくまで井川地区の住民の生活交通の確保を主な目的として運行しているため、車両が小さく、定員があるのです。もし、このバス停に到着する時点ですでに9名乗車していた場合、私は乗車することができません。しかも、路線図を見ると分かるとおり、この西山平バス停は路線の中でも終点に近い位置のため、座席が埋まっている可能性は高そうです。
不安に感じながらも待つこと数分、私が乗車する上落合行きのバスが来ました。はたして・・・

なんと車内は0人! 乗客は私だけというw いらぬ心配だったようです。
乗車すると、運転士さんが「このバス停から乗ってくるなんて珍しいねぇ。驚いたよ。」とおっしゃったので、井川線の休止区間を調査していたことを話したところ、「あぁ、堂平のところね!」と、なんと休止線をご存知で、休止線について詳しく話してくださいました。
1.20年ほど前までは列車が走っていた
調べたところ、この休止線は昭和40年代に一度休止状態となったものの、新たな発電所の建設に伴い、昭和60年代から平成の初めにかけて再び使用されていたようです。よって、この証言は信憑性が高いです。
2.数年前に道路が不通になった際、道路として転用された。道路の復旧後は、わざわざ線路を敷き直した
確かに、2008年5月に井川駅付近で土砂崩れが発生し、県道が不通となった際、休止線が仮設道路として利用されています。ただ、これは路盤に保護シートを敷き、その上にアスファルトの簡易舗装をしたもので、レールを撤去したものではありません。県道復旧後は、簡易舗装を撤去して原状に戻しており、レールを敷き直したわけではないようなので、若干の間違いがあります。とはいえ、貴重な情報には違いありません。
お話を聴いている間に、井川駅前、井川少年自然の家、大日と3つのバス停を通過しましたが、いずれも乗車してくる人は無く、乗客は私1人のまま終点の上落合バス停へ向かいます。この大日バス停~上落合バス停間が非常に長く、なんと50分ほどノンストップで走ります。そして、その道中のほとんどが1車線幅しかないカーブばかりの山道という悪路でして・・・。路面状況も良くなく、酔いやすい人は完全にアウトだろうなと思ってしまうほどです。幸い、私はあまり酔わない人なのでなんともなく、50分間ずっと運転士さんといろいろとお話をしていました。
運転士さんによれば、地元の人がこの道路を走る時は、必ずライトを点け、窓を少し開けて走るそうです。これは、ライトを点けることで遠くからでも対向車の接近を確認でき、窓から入るエンジン音で大型車かどうかを判断することで、スムーズにすれ違いができるようにだそうです。
また、もし後続車がいるようであれば、路肩に避けて先に通すことも重要で、会話中にも何度か後続車を先に通すことがありました。これは、もし狭い場所で対向車が来た場合、1台であればバックすることが可能ですが、後続車がいるとバックができず、立ち往生してしまうからだそうです。
地元の人にとっては、これらのことは"常識"となっており、スムーズにすれ違いができるのですが、遠方からの行楽客などはこういったことを知らずに突っ込んでくるため、立ち往生や事故が起こることがあるそうです。ちなみに、地元の人は"すれ違えない場所"や"すれ違える場所"をすべて把握しているのだとか・・・。すごいですね。
他にも、「この路線バスは2台の車両を4人で管理している」といったことや「最近は紅葉の色が汚くなってしまった」といったお話を聴いているうちに、終点の上落合バス停に到着しました。運転士さん、貴重なお話ありがとうございました!

上落合バス停では、しずてつジャストラインの路線バスに乗り換えます。バスを乗り継げるよう接続の良いダイヤが組まれており、便利です。

後ろに停車している車両が今まで乗ってきた自主運行バス、前に停車しているバスがこれから乗車するしずてつジャストラインの新静岡バスターミナル行きです。それでは、エアロスターに乗車しましょう。こちらは、私の他にもう1人の乗客を乗せて出発しました。
ちなみに、この便が上落合バス停発の最終便ですw

って、エアロスターが通って良い道路じゃないだろこれ!
先ほどの上落合バス停までの道路もこのくらいの道幅でしたが、あちらはワンボックスタイプの車両だったのに対し、こちらは大型バス・・・。それでも、華麗なハンドル捌きで走行できるとは、さすがはプロの運転士さんです。
静岡市街地に近付くにつれ、道路は広くなり、乗客も増えてきました。

そして、すっかり日が暮れた18時過ぎ、上落合バス停から90分ほどで静岡駅に到着しました。
ちなみに、西山平バス停から上落合バス停までが700円、上落合バス停から静岡駅までが1200円で、合計1900円と意外と安かったです。もし、大井川鐡道で帰っていた場合、金谷駅までで3090円掛かっていたので、やはり路線バスにして正解でした。
静岡駅からは、東海道本線に乗り換え、帰宅となりました。
というわけで、6回に渡ってお送りしてきた「大井川鐡道を満喫する!」はこれにて完結となります。楽しんでいただけたでしょうか? ぜひ、皆さんも大井川鐡道に乗車してみてください。
大井川鐡道を満喫する!(5)
2013年になりましたが、しばらくの間は2012年のことについて書いていきます。申し訳ございません。
※ただいま、数回の記事に分けて「大井川鐡道を満喫する!」をお送りしています。以下の記事も併せてご覧ください。
大井川鐡道を満喫する!(1)→ こちら (2)→ こちら (3)→ こちら (4)→ こちら

大井川鐡道井川線の堂平駅~井川駅間の休止線を、井川駅方向へ歩いている私。目の前には、短い隧道が現れました。

隧道は、全面コンクリート製の立派なものです。井川線の"現役区間"には、未だに素掘りの隧道がたくさんあるので、少しもったいないような・・・。

隧道を抜けると、今まで単線だった路盤が複線分に広がりました。
この区間は、中部電力の井川ダム建設の際に使用されたと思われる側線が途中で別れます。もしかすると、このあたりで側線が分岐し、井川線と並走していたのかもしれません。

ここにきて、落石や倒木が目立ち始めました。やはり、あまり管理はされていないようですね。

少し視界が開けたかと思えば、遠くに何やら白いものが見えてきました。

白いものはどうやらシャッターのようで、線路はそのシャッターに向かっていきます。それにしても、路盤にはかなり大きな石が転がっており、思わず頭上を気にしてしまいます。

すると、シャッターの手前に分岐が現れました。先ほど書いた、井川駅方面に向かう線路と井川ダムへ向かう側線との分岐点です。そして、今まで途切れることなく続いてきたレールですが、この分岐点でついに途切れました。とはいえ、途切れているのは数メートル程度で、シャッターの直前で再び復活していますが・・・。

で、気になるこのシャッターの正体は隧道! 当然ながら私の力でシャッターが開くわけもなく、残念ながらこれ以上先へは進めません。しかし、シャッターとレールの間に隙間が開いているので・・・

その隙間から「富竹フラッシュ!」(←古い)
すると、ゆるやかに右へカーブしていく隧道の内部が写りました。見える範囲では、隧道は全面コンクリート製のようで、レールもしっかり敷設されているようです。ちなみに、この隧道の反対側はというと・・・

この例の場所に出てきます。つまり、この隧道を除けば、堂平駅~井川駅間を辿ったことになりますね。しかし、これで終わりではありませんよ。

まだ左があるじゃないw せっかくなので側線も辿ってみます。柵が設置されていますが、"立入禁止"などの掲示は無いので、先に進みます。というか、脇が甘いですよw
それにしても、柵の先で下っていく道路が明らかに鉄道のこう配ではありません。どうやらこの道路は側線を再利用したものではないようですが、そうなると側線はどこへ・・・。

あそこか!!
橋台のようなものの上に、奥へ続く平場(丸で囲んだ部分)を発見しました。あれが側線の続きでしょう。おそらく、道路を建設した際に基盤ごと改変されてしまったのでしょう。しかし、あそこまで登れるのか・・・。

途中、何度か滑りそうになりながらも、どうにか平場に辿りつきました。本来、側線は写真の矢印のように続いていたはずです。

ちょうど単線分の路盤が奥へと続いています。やはり、これが側線の続きで間違いないようです。

少し進むと、側線は右へカーブしていきます。右側の石垣が立派ですね。
それにしても、レールがそのまま残っていた井川線とは対照的に、こちらはまったく遺構が残っていません。

カーブの先は、一時的に森の中を通過するような雰囲気になりますが、軌道上にまで木が生えてしまっています。この側線がどこくらいの時期まで使用されていたのかは分かりませんが、すでに廃止されてから相当な年月が経っているようです。
ちなみに、井川ダムの完成は1957年で、もし井川ダムが完成するまでこの側線が使用されていたとすれば、今年で廃止から56年目となります。

森を抜けると、開けた場所に出ました。路盤の広さからすると、この辺りから複線になっていたのかもしれません。

この先、側線は建物に遮られる形で消滅します。この建物は、"井川展示館"という井川ダムの展示施設で、この展示館の先には井川ダムがあるので、もともと側線はこの付近が終点だったのではないでしょうか。数百メートルの短い側線でした。

というわけで、井川線の休止線調査を終了し、井川湖とのツーショットを撮影したりしつつ堂平駅方面へ戻ることにします。
堂平駅から側線の分岐点まで写真を撮りつつ歩いて片道30分ほど、側線を含めても40分ほどで、往復しても1時間ちょっとの手頃な休止線でした。
なお、一部に危険な場所がありますので、探索の際には十分ご注意ください。私は一切の責任を負えません。
さて、時刻は15時過ぎ、そろそろ帰宅を考えなければならない時間ですが・・・。続きは次回の記事で書いていきます。
※ただいま、数回の記事に分けて「大井川鐡道を満喫する!」をお送りしています。以下の記事も併せてご覧ください。
大井川鐡道を満喫する!(1)→ こちら (2)→ こちら (3)→ こちら (4)→ こちら

大井川鐡道井川線の堂平駅~井川駅間の休止線を、井川駅方向へ歩いている私。目の前には、短い隧道が現れました。

隧道は、全面コンクリート製の立派なものです。井川線の"現役区間"には、未だに素掘りの隧道がたくさんあるので、少しもったいないような・・・。

隧道を抜けると、今まで単線だった路盤が複線分に広がりました。
この区間は、中部電力の井川ダム建設の際に使用されたと思われる側線が途中で別れます。もしかすると、このあたりで側線が分岐し、井川線と並走していたのかもしれません。

ここにきて、落石や倒木が目立ち始めました。やはり、あまり管理はされていないようですね。

少し視界が開けたかと思えば、遠くに何やら白いものが見えてきました。

白いものはどうやらシャッターのようで、線路はそのシャッターに向かっていきます。それにしても、路盤にはかなり大きな石が転がっており、思わず頭上を気にしてしまいます。

すると、シャッターの手前に分岐が現れました。先ほど書いた、井川駅方面に向かう線路と井川ダムへ向かう側線との分岐点です。そして、今まで途切れることなく続いてきたレールですが、この分岐点でついに途切れました。とはいえ、途切れているのは数メートル程度で、シャッターの直前で再び復活していますが・・・。

で、気になるこのシャッターの正体は隧道! 当然ながら私の力でシャッターが開くわけもなく、残念ながらこれ以上先へは進めません。しかし、シャッターとレールの間に隙間が開いているので・・・

その隙間から「富竹フラッシュ!」(←古い)
すると、ゆるやかに右へカーブしていく隧道の内部が写りました。見える範囲では、隧道は全面コンクリート製のようで、レールもしっかり敷設されているようです。ちなみに、この隧道の反対側はというと・・・

この例の場所に出てきます。つまり、この隧道を除けば、堂平駅~井川駅間を辿ったことになりますね。しかし、これで終わりではありませんよ。

まだ左があるじゃないw せっかくなので側線も辿ってみます。柵が設置されていますが、"立入禁止"などの掲示は無いので、先に進みます。というか、脇が甘いですよw
それにしても、柵の先で下っていく道路が明らかに鉄道のこう配ではありません。どうやらこの道路は側線を再利用したものではないようですが、そうなると側線はどこへ・・・。

あそこか!!
橋台のようなものの上に、奥へ続く平場(丸で囲んだ部分)を発見しました。あれが側線の続きでしょう。おそらく、道路を建設した際に基盤ごと改変されてしまったのでしょう。しかし、あそこまで登れるのか・・・。

途中、何度か滑りそうになりながらも、どうにか平場に辿りつきました。本来、側線は写真の矢印のように続いていたはずです。

ちょうど単線分の路盤が奥へと続いています。やはり、これが側線の続きで間違いないようです。

少し進むと、側線は右へカーブしていきます。右側の石垣が立派ですね。
それにしても、レールがそのまま残っていた井川線とは対照的に、こちらはまったく遺構が残っていません。

カーブの先は、一時的に森の中を通過するような雰囲気になりますが、軌道上にまで木が生えてしまっています。この側線がどこくらいの時期まで使用されていたのかは分かりませんが、すでに廃止されてから相当な年月が経っているようです。
ちなみに、井川ダムの完成は1957年で、もし井川ダムが完成するまでこの側線が使用されていたとすれば、今年で廃止から56年目となります。

森を抜けると、開けた場所に出ました。路盤の広さからすると、この辺りから複線になっていたのかもしれません。

この先、側線は建物に遮られる形で消滅します。この建物は、"井川展示館"という井川ダムの展示施設で、この展示館の先には井川ダムがあるので、もともと側線はこの付近が終点だったのではないでしょうか。数百メートルの短い側線でした。

というわけで、井川線の休止線調査を終了し、井川湖とのツーショットを撮影したりしつつ堂平駅方面へ戻ることにします。
堂平駅から側線の分岐点まで写真を撮りつつ歩いて片道30分ほど、側線を含めても40分ほどで、往復しても1時間ちょっとの手頃な休止線でした。
なお、一部に危険な場所がありますので、探索の際には十分ご注意ください。私は一切の責任を負えません。
さて、時刻は15時過ぎ、そろそろ帰宅を考えなければならない時間ですが・・・。続きは次回の記事で書いていきます。
大井川鐡道を満喫する!(4)
2013年になりましたが、しばらくの間は2012年のことについて書いていきます。申し訳ございません。
※ただいま、数回の記事に分けて「大井川鐡道を満喫する!」をお送りしています。以下の記事も併せてご覧ください。
大井川鐡道を満喫する! (1)→ こちら (2)→ こちら (3)→ こちら

13時24分に井川駅に到着した私。当然、まだ帰るつもりはありませんw
ところで、前回の記事にも載せたこの写真ですが、うしろに写っている隧道が気になりませんか?

この写真は、井川駅のホームから千頭方面を写したものです。ポイントで分岐してカーブしている線路は、ホームの先で行き止まりなっています。そして、直進している線路が、先ほどの隧道に繋がっています。"終点"であるはずの井川駅よりも先に線路が続いています。実は、井川駅の先にはかつて「堂平」という貨物駅があり、廃駅となった現在もそこへ続く線路がほぼそのままの状態で残されているのです。つまりは、廃線というわけですね。
というわけで、この廃線の探索をしていきます。

井川駅~堂平駅は1駅しか無く、廃線区間自体が短いので、まずは道路を迂回して堂平駅を目指します。井川駅を出てすぐ、堂平へ続く線路を潜りました。立派なガーター橋が架かっており、まるで現役の線路のようです。

静岡県道60号線を、井川本村方面へ向かいます。実は、井川駅は本村からはかなり離れた場所にあります。

途中で県道60号線から逸れ、井川湖方面に下っていく道路に入ります。比較的交通量のあった県道60号線に比べ、こちらはあまり使われていないようで、路肩には落ち葉が積もっています。

ふと右側を見ると、木々の隙間にレールが! あれこそ、堂平~井川間の廃線に違いありません。道路がかなりのこう配で下っているので、徐々に線路との高低差は無くなっていきます。

やがて、道路は下り終え、開けた場所に出ます。ベンチなどが置いてあったりしますが、まったく人の気配はありません。その広場の一角に・・・

!!
ありました! 堂平~井川間の廃線です。"唐突"に現れたので少し驚きました。

ポイントレール付近から振り返った写真です。ほぼ完全な状態で残っていたレールが、突然地面の中に消えていきます。実は、この先に堂平駅があるはずなのですが、地形が改変されており、まったく原形を留めていません。この付近も堂平駅の構内だったと思われ、先ほどの広場はその名残なのかもしれません。
ちなみに、現在はこんな姿になってしまった堂平駅ですが、廃止手続きは取られていないため、正式には"休止駅"という扱いとなります。つまり、これから辿る廃線も、実際には休止線ということになります。

というわけで、堂平駅付近から井川駅方面へ向けて辿っていきます。単線の線路は早速、右へカーブします。

カーブが終わると、しばらく直線が続きます。廃線ではなく休止線ということもあるのでしょうが、レールの状態は極めて良いです。普通に列車を走らせることができそうですね。

今度は左にカーブします。写真では見えませんが、すぐ左側には井川湖があり、線路は井川湖に沿うように敷設されています。

よく見ると、道床は綺麗に積まれた石垣の上にあります。しかも結構な高さです。

何やら左側に木の枝がたくさん置いてあります。道床に落ちた枝を集めたのでしょうか。定期的に掃除を行っているのかもしれません。

さらに左にカーブします。カーブにはしっかりとガードレールが設置されています。

この辺りから、道床の左側にほぼ等間隔に細い木の枝が立てられています。何かの目印でしょうか。もしかして植樹・・・じゃないですよね?

線路はさらに左にカーブ・・・と思いきや、前方に何か見えてきました。あのシルエットはもしや・・・

!!
続きは、次回の記事で書いていきます。
※ただいま、数回の記事に分けて「大井川鐡道を満喫する!」をお送りしています。以下の記事も併せてご覧ください。
大井川鐡道を満喫する! (1)→ こちら (2)→ こちら (3)→ こちら

13時24分に井川駅に到着した私。当然、まだ帰るつもりはありませんw
ところで、前回の記事にも載せたこの写真ですが、うしろに写っている隧道が気になりませんか?

この写真は、井川駅のホームから千頭方面を写したものです。ポイントで分岐してカーブしている線路は、ホームの先で行き止まりなっています。そして、直進している線路が、先ほどの隧道に繋がっています。"終点"であるはずの井川駅よりも先に線路が続いています。実は、井川駅の先にはかつて「堂平」という貨物駅があり、廃駅となった現在もそこへ続く線路がほぼそのままの状態で残されているのです。つまりは、廃線というわけですね。
というわけで、この廃線の探索をしていきます。

井川駅~堂平駅は1駅しか無く、廃線区間自体が短いので、まずは道路を迂回して堂平駅を目指します。井川駅を出てすぐ、堂平へ続く線路を潜りました。立派なガーター橋が架かっており、まるで現役の線路のようです。

静岡県道60号線を、井川本村方面へ向かいます。実は、井川駅は本村からはかなり離れた場所にあります。

途中で県道60号線から逸れ、井川湖方面に下っていく道路に入ります。比較的交通量のあった県道60号線に比べ、こちらはあまり使われていないようで、路肩には落ち葉が積もっています。

ふと右側を見ると、木々の隙間にレールが! あれこそ、堂平~井川間の廃線に違いありません。道路がかなりのこう配で下っているので、徐々に線路との高低差は無くなっていきます。

やがて、道路は下り終え、開けた場所に出ます。ベンチなどが置いてあったりしますが、まったく人の気配はありません。その広場の一角に・・・

!!
ありました! 堂平~井川間の廃線です。"唐突"に現れたので少し驚きました。

ポイントレール付近から振り返った写真です。ほぼ完全な状態で残っていたレールが、突然地面の中に消えていきます。実は、この先に堂平駅があるはずなのですが、地形が改変されており、まったく原形を留めていません。この付近も堂平駅の構内だったと思われ、先ほどの広場はその名残なのかもしれません。
ちなみに、現在はこんな姿になってしまった堂平駅ですが、廃止手続きは取られていないため、正式には"休止駅"という扱いとなります。つまり、これから辿る廃線も、実際には休止線ということになります。

というわけで、堂平駅付近から井川駅方面へ向けて辿っていきます。単線の線路は早速、右へカーブします。

カーブが終わると、しばらく直線が続きます。廃線ではなく休止線ということもあるのでしょうが、レールの状態は極めて良いです。普通に列車を走らせることができそうですね。

今度は左にカーブします。写真では見えませんが、すぐ左側には井川湖があり、線路は井川湖に沿うように敷設されています。

よく見ると、道床は綺麗に積まれた石垣の上にあります。しかも結構な高さです。

何やら左側に木の枝がたくさん置いてあります。道床に落ちた枝を集めたのでしょうか。定期的に掃除を行っているのかもしれません。

さらに左にカーブします。カーブにはしっかりとガードレールが設置されています。

この辺りから、道床の左側にほぼ等間隔に細い木の枝が立てられています。何かの目印でしょうか。もしかして植樹・・・じゃないですよね?

線路はさらに左にカーブ・・・と思いきや、前方に何か見えてきました。あのシルエットはもしや・・・

!!
続きは、次回の記事で書いていきます。