あれ、今日って誕生日じゃね?
前回から、「大学サークルの合宿」についての記事を書いています。今回も、その記事の続きを書く予定だったのですが・・・
あれ、今日(8月31日)って私の誕生日じゃね?
ということに前日になって気づきましてw
申し訳ございませんが、サークルの合宿についての記事は一旦お休みさせていただきます。
というわけで、今日で私は"22歳"になりました。
とはいえ、前日まで誕生日を忘れていたくらいですから、特に嬉しさを感じることも無く・・・。子どもの頃は誕生日が待ち遠しくてしょうがなかったのに、なんだか寂しいですねぇ。
この1年間を振り返ると、やはり「就職活動」がキーワードでしょう。
何十枚もの履歴書・エントリーシートを記入し、多額の交通費をかけて毎日のように会社説明会や採用試験に行った日々は、とても苦痛でした。それでも、鉄道が好きな私は、説明会や試験の行き帰りに撮影などを楽しめたので、他の就活生と比べればマシだったのかもしれませんが・・・。
まだ就職活動は続けていますが、とりあえず内々定はいただいているので、一安心といったところです。これにつきましては、完全に就職活動が終了してから、改めて皆様にご報告したいと思います。
そして、この1年「深夜アニメ」も欠かせない存在でしたw
「侵略!?イカ娘」に始まり、「たまゆら~hitotose~」、「WORKING'!!」、「探偵オペラミルキィホームズ~第2幕~」、「這いよれ!ニャル子さん」、「夏色キセキ」、そして「ゆるゆり♪♪」など、この1年間で見た深夜アニメは数え切れません。特に、「ゆるゆり」は今まで見てきた深夜アニメの中で一番ハマっている作品かもしれません。
その影響もあってか、この1年でより"百合"好きに拍車がかかった気がします。今では、深夜アニメを見たらまずどのキャラクターで百合カップルを作るかを考えてしまうほどの重症です・・・。
深夜アニメにハマることも、"百合"好きになることも、数年前の私にはまったく想像できなかったことです。そう考えると、時代の流れとともに、自分も変化しているんだな・・・と感じてしまいます。
最後に・・・
あまりに「ゆるゆり♪♪」にハマりすぎて、勢いで作ってしまった動画を・・・。
「JR静岡」とはまったく関係の無い京王電鉄の映像で、「けいおう♪♪」を作ってみましたw 製作時期が、ちょうど調布駅周辺の地下化直前だったので、地下化記念として製作したものです。
できる限り実際の「ゆるゆり♪♪」オープニング曲の映像と合わせたつもりですが、実際のオープニングがあまりにもぬるぬる動くので、全体的にかなり苦戦しました・・・。
これからも、「N_stationの鉄?なブログ」と「N_stationの鉄なページ」をどうぞよろしくお願いいたします。
あと、初音ミクさんも今日が誕生日ですね。おめでとうございますw
あれ、今日(8月31日)って私の誕生日じゃね?
ということに前日になって気づきましてw
申し訳ございませんが、サークルの合宿についての記事は一旦お休みさせていただきます。
というわけで、今日で私は"22歳"になりました。
とはいえ、前日まで誕生日を忘れていたくらいですから、特に嬉しさを感じることも無く・・・。子どもの頃は誕生日が待ち遠しくてしょうがなかったのに、なんだか寂しいですねぇ。
この1年間を振り返ると、やはり「就職活動」がキーワードでしょう。
何十枚もの履歴書・エントリーシートを記入し、多額の交通費をかけて毎日のように会社説明会や採用試験に行った日々は、とても苦痛でした。それでも、鉄道が好きな私は、説明会や試験の行き帰りに撮影などを楽しめたので、他の就活生と比べればマシだったのかもしれませんが・・・。
まだ就職活動は続けていますが、とりあえず内々定はいただいているので、一安心といったところです。これにつきましては、完全に就職活動が終了してから、改めて皆様にご報告したいと思います。
そして、この1年「深夜アニメ」も欠かせない存在でしたw
「侵略!?イカ娘」に始まり、「たまゆら~hitotose~」、「WORKING'!!」、「探偵オペラミルキィホームズ~第2幕~」、「這いよれ!ニャル子さん」、「夏色キセキ」、そして「ゆるゆり♪♪」など、この1年間で見た深夜アニメは数え切れません。特に、「ゆるゆり」は今まで見てきた深夜アニメの中で一番ハマっている作品かもしれません。
その影響もあってか、この1年でより"百合"好きに拍車がかかった気がします。今では、深夜アニメを見たらまずどのキャラクターで百合カップルを作るかを考えてしまうほどの重症です・・・。
深夜アニメにハマることも、"百合"好きになることも、数年前の私にはまったく想像できなかったことです。そう考えると、時代の流れとともに、自分も変化しているんだな・・・と感じてしまいます。
最後に・・・
あまりに「ゆるゆり♪♪」にハマりすぎて、勢いで作ってしまった動画を・・・。
「JR静岡」とはまったく関係の無い京王電鉄の映像で、「けいおう♪♪」を作ってみましたw 製作時期が、ちょうど調布駅周辺の地下化直前だったので、地下化記念として製作したものです。
できる限り実際の「ゆるゆり♪♪」オープニング曲の映像と合わせたつもりですが、実際のオープニングがあまりにもぬるぬる動くので、全体的にかなり苦戦しました・・・。
これからも、「N_stationの鉄?なブログ」と「N_stationの鉄なページ」をどうぞよろしくお願いいたします。
あと、初音ミクさんも今日が誕生日ですね。おめでとうございますw
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【2012年】大学サークルの合宿(プロローグ・前編)【夏】
【お知らせ】今回から数回の記事に分けて、8月16日(木)~20日(月)に行った大学サークルの合宿の様子を書いていきます。ご了承ください。
私が所属する大学のサークルでは、年に2回合宿を開催します。今回の合宿の行き先は、例の通り多数決で兵庫県・大阪府! 暑い時期に暑い場所に行くという近年の傾向を見事に守りましたw
例年、合宿は2泊3日で開催されますが、今回は関西学生鉄道研究会連盟さんが主催する「てっけんサミット2012」に2日間(8月16日・17日)参加したため、実質4泊5日という長期間の合宿となりました。今年の「てっけんサミット」の会場は寝屋川市立市民会館とのことで、8月16日(木)11時30分に寝屋川市駅前に集合となりました。

8月15日(水)22時00分・・・、私は沼津駅北口にいました。その手に握っているのは高速バスのチケットです。
今回は、4泊5日という長期間の合宿なので、少しでも費用を抑えるため行きは夜行バスを利用することにしたのです。夜行バスは5年ぶりくらいの乗車となります。

※写真は翌朝撮影したものです
利用する夜行バスは、富士急湘南バスと近鉄バスの共同運行「小田原・新松田・御殿場・沼津・新富士~京都・大阪」線です。私が乗車した車両は富士急の車両でした。
ちなみに、沼津~京都間の運賃は6,800円! これは安いです。お盆のUターンラッシュと被ったため、車内はほぼ満席でした。

・・・というわけで、8月16日(木)4時59分、京都駅に到着しました。定刻は5時21分着なのですが、かなりの早着です。
こんな時間に京都駅に降ろされてもまったくすることが無く、集合時間までまだまだ時間があるため、移動することにしましたw

京都市営バスの金閣寺行き(205系統)に乗車し、西大路四条バス停で下車しました。そして、歩くこと数分・・・

京福電気鉄道の西院駅に到着しました!
実は、私は今まで一度も京福電気鉄道の撮影をしておらず、この機会にぜひ撮影しておきたいと思ったのです。

まずやってきたのは主力のモボ611型です。
嵐電ってこんな塗装だったっけ?・・・と思っていたら、近年になって塗装が更新されていたんですね。どう見ても末期色です本当にry

続いて来たのはモボ611型+モボ631型の2両編成ですが、後ろに連結しているのはもしや江ノ島電鉄塗装の「江ノ電号」では・・・、と考えている間に発車してしまいました。

モボ631型です。基本的にモボ611型と同一で、最終増備グループと考えて良いようです。
「夕子」という謎のキャラクターが描かれていますが、顔がまったく萌えませんw「貞一くん・・・」

えびす屋のラッピングがされているモボ611型です。この車両も含め、ほとんどの車両に「映画村」のヘッドマークが設置されていますね。

モボ621型です。モボ611型よりもモボ621型のほうが先に導入が始まったようで、ちょっと複雑です。

先ほどの「江ノ電号」が戻ってきました。ヘッドマークも「いつも楽しい湘南 今度も、江ノ電で」というものが掲げられていました。

2両のみが活躍しているモボ501型です。乗降扉の位置を従来の車両と異なる配置にしたために乗降客の動線が乱れてしまうことが問題となり、現在はほぼ増結運用にしか入らないようです。

モボ101型の2両編成です。こちら側の車両は防犯や交通安全をPRする「嵐電パトトレイン」ラッピングとなっています。

こちらもモボ101型の2両編成です。なぜかク○ネコヤマトのヘッドマークが設置されていますw

十分撮影できたので、そろそろ移動することにします。京福電気鉄道の西院駅から徒歩数分の所にある阪急電鉄の西院駅に向かいます。
ちなみに、京福電気鉄道の西院駅は「さい」ですが、阪急電鉄の西院駅は「さいいん」と読みます。漢字は同じなのに読み方が違うとは、なんともややこしいですね・・・。

そういえば、西院駅前には大きな踏切があるのですが・・・

なんと警報装置が電鐘式! 電鈴式よりも貴重な電鐘式がこんなところに残っているとは・・・。良い物を見させてもらいました。
次回、いよいよ「てっけんサミット2012」の会場がある寝屋川へ向けて移動します。
しばらくお待ちください。
私が所属する大学のサークルでは、年に2回合宿を開催します。今回の合宿の行き先は、例の通り多数決で兵庫県・大阪府! 暑い時期に暑い場所に行くという近年の傾向を見事に守りましたw
例年、合宿は2泊3日で開催されますが、今回は関西学生鉄道研究会連盟さんが主催する「てっけんサミット2012」に2日間(8月16日・17日)参加したため、実質4泊5日という長期間の合宿となりました。今年の「てっけんサミット」の会場は寝屋川市立市民会館とのことで、8月16日(木)11時30分に寝屋川市駅前に集合となりました。

8月15日(水)22時00分・・・、私は沼津駅北口にいました。その手に握っているのは高速バスのチケットです。
今回は、4泊5日という長期間の合宿なので、少しでも費用を抑えるため行きは夜行バスを利用することにしたのです。夜行バスは5年ぶりくらいの乗車となります。

※写真は翌朝撮影したものです
利用する夜行バスは、富士急湘南バスと近鉄バスの共同運行「小田原・新松田・御殿場・沼津・新富士~京都・大阪」線です。私が乗車した車両は富士急の車両でした。
ちなみに、沼津~京都間の運賃は6,800円! これは安いです。お盆のUターンラッシュと被ったため、車内はほぼ満席でした。

・・・というわけで、8月16日(木)4時59分、京都駅に到着しました。定刻は5時21分着なのですが、かなりの早着です。
こんな時間に京都駅に降ろされてもまったくすることが無く、集合時間までまだまだ時間があるため、移動することにしましたw

京都市営バスの金閣寺行き(205系統)に乗車し、西大路四条バス停で下車しました。そして、歩くこと数分・・・

京福電気鉄道の西院駅に到着しました!
実は、私は今まで一度も京福電気鉄道の撮影をしておらず、この機会にぜひ撮影しておきたいと思ったのです。

まずやってきたのは主力のモボ611型です。
嵐電ってこんな塗装だったっけ?・・・と思っていたら、近年になって塗装が更新されていたんですね。どう見ても末期色です本当にry

続いて来たのはモボ611型+モボ631型の2両編成ですが、後ろに連結しているのはもしや江ノ島電鉄塗装の「江ノ電号」では・・・、と考えている間に発車してしまいました。

モボ631型です。基本的にモボ611型と同一で、最終増備グループと考えて良いようです。
「夕子」という謎のキャラクターが描かれていますが、顔がまったく萌えませんw

えびす屋のラッピングがされているモボ611型です。この車両も含め、ほとんどの車両に「映画村」のヘッドマークが設置されていますね。

モボ621型です。モボ611型よりもモボ621型のほうが先に導入が始まったようで、ちょっと複雑です。

先ほどの「江ノ電号」が戻ってきました。ヘッドマークも「いつも楽しい湘南 今度も、江ノ電で」というものが掲げられていました。

2両のみが活躍しているモボ501型です。乗降扉の位置を従来の車両と異なる配置にしたために乗降客の動線が乱れてしまうことが問題となり、現在はほぼ増結運用にしか入らないようです。

モボ101型の2両編成です。こちら側の車両は防犯や交通安全をPRする「嵐電パトトレイン」ラッピングとなっています。

こちらもモボ101型の2両編成です。なぜかク○ネコヤマトのヘッドマークが設置されていますw

十分撮影できたので、そろそろ移動することにします。京福電気鉄道の西院駅から徒歩数分の所にある阪急電鉄の西院駅に向かいます。
ちなみに、京福電気鉄道の西院駅は「さい」ですが、阪急電鉄の西院駅は「さいいん」と読みます。漢字は同じなのに読み方が違うとは、なんともややこしいですね・・・。

そういえば、西院駅前には大きな踏切があるのですが・・・

なんと警報装置が電鐘式! 電鈴式よりも貴重な電鐘式がこんなところに残っているとは・・・。良い物を見させてもらいました。
次回、いよいよ「てっけんサミット2012」の会場がある寝屋川へ向けて移動します。
しばらくお待ちください。
コミックマーケット82に行ってきた!
今日は少し前の話題を・・・。
8月10日~12日に東京ビッグサイトで開催されたコミックマーケット82に行ってきました!
前回のコミックマーケット81は就職活動のために不参加だったので、1年ぶりの参加となりました。久しぶりのコミケということや、8月10日は所用があったこともあり、今回は2日目(8月11日)のみに参加しました。
私が参加した8月11日は、午前中の降水確率が高く雨を心配していたのですが、待機列に並んでいる間は雨が降ることは無く、また曇り空だったためそれほど気温も上がらず、例年と比べて過ごしやすい日でした。
それでは、さっそく購入したものを確認してみましょう。
ゆるゆり 20冊
ひだまりスケッチ 9冊
けいおん! 4冊
魔法少女まどか☆マギカ 2冊
キルミーベイベー 1冊
オリジナル 1冊
その他(コラボなど) 3冊
計 40冊
1冊500円換算すると・・・
500円×40冊= 2万円・・・だと・・・
コミックマーケット80の時は2万5500円という記録を出しましたが、あの時は3日間で2万5500円だったので、1日で2万円という記録は過去最高額ということになります(orz この過去最高額を出した原因は、40冊のうち半数の20冊を占める「ゆるゆり」に間違いないでしょう。いかに自分が「ゆるゆり」にハマっているかが分かりますねw あとは、前回参加しなかったための反動もあるかもしれません・・・。
逆に、それまでは比較的多く購入していた「けいおん!」や「魔法少女まどか☆マギカ」が今回は少ないですね。これは、2日目がもともと「ゆるゆり」ブースが多く、「魔法少女まどか☆マギカ」ブースが少ないということもあると思います。
そう考えると、3日間フルで参加しなくて良かったのかもしれません。1日だけで2万円も使っていたら、3日間でどれだけお金が減っていたことか・・・。
で・・・40冊もあると、持ち帰るのが大変でしたし、なにより置き場所が無いという(orz 本棚はこれまでに購入した同人誌で埋め尽くされ、またはフィギュアに占領され・・・。非常に困っていますw
とりあえず、部屋を整理してどうにか置く場所を作りましたが、これ以上同人誌やフィギュアが増えたら終了のお知らせです・・・。
とりあえず、今は1冊1冊楽しみながら購入した同人誌を読み進めています。
今回、コミケにあたって前日家に泊めてくださった大学の先輩には感謝しております。
また、いつものことながら列を先導してくださるボランティアの方々、本当にお疲れ様です。サークルの皆様も、いつも面白い本をありがとうございます。これからもがんばってください!
8月10日~12日に東京ビッグサイトで開催されたコミックマーケット82に行ってきました!
前回のコミックマーケット81は就職活動のために不参加だったので、1年ぶりの参加となりました。久しぶりのコミケということや、8月10日は所用があったこともあり、今回は2日目(8月11日)のみに参加しました。
私が参加した8月11日は、午前中の降水確率が高く雨を心配していたのですが、待機列に並んでいる間は雨が降ることは無く、また曇り空だったためそれほど気温も上がらず、例年と比べて過ごしやすい日でした。
それでは、さっそく購入したものを確認してみましょう。
ゆるゆり 20冊
ひだまりスケッチ 9冊
けいおん! 4冊
魔法少女まどか☆マギカ 2冊
キルミーベイベー 1冊
オリジナル 1冊
その他(コラボなど) 3冊
計 40冊
1冊500円換算すると・・・
500円×40冊= 2万円・・・だと・・・
コミックマーケット80の時は2万5500円という記録を出しましたが、あの時は3日間で2万5500円だったので、1日で2万円という記録は過去最高額ということになります(orz この過去最高額を出した原因は、40冊のうち半数の20冊を占める「ゆるゆり」に間違いないでしょう。いかに自分が「ゆるゆり」にハマっているかが分かりますねw あとは、前回参加しなかったための反動もあるかもしれません・・・。
逆に、それまでは比較的多く購入していた「けいおん!」や「魔法少女まどか☆マギカ」が今回は少ないですね。これは、2日目がもともと「ゆるゆり」ブースが多く、「魔法少女まどか☆マギカ」ブースが少ないということもあると思います。
そう考えると、3日間フルで参加しなくて良かったのかもしれません。1日だけで2万円も使っていたら、3日間でどれだけお金が減っていたことか・・・。
で・・・40冊もあると、持ち帰るのが大変でしたし、なにより置き場所が無いという(orz 本棚はこれまでに購入した同人誌で埋め尽くされ、またはフィギュアに占領され・・・。非常に困っていますw
とりあえず、部屋を整理してどうにか置く場所を作りましたが、これ以上同人誌やフィギュアが増えたら終了のお知らせです・・・。
とりあえず、今は1冊1冊楽しみながら購入した同人誌を読み進めています。
今回、コミケにあたって前日家に泊めてくださった大学の先輩には感謝しております。
また、いつものことながら列を先導してくださるボランティアの方々、本当にお疲れ様です。サークルの皆様も、いつも面白い本をありがとうございます。これからもがんばってください!
下田に行ってみた(「夏色キセキ」聖地巡礼&隧道調査的な意味で) 聖地巡礼編
【お知らせ】ただいま、数回の記事に分けて「下田に行ってみた(「夏色キセキ」聖地巡礼&隧道調査的な意味で)」を書いています。以下の記事も併せてご覧ください。
導入編 隧道調査編
3時間27分という滞在時間を有効的に使うため、先に隧道(トンネル)調査を終わらせた私は、約2時間30分を残して「夏色キセキ」の聖地巡礼に目的を移しました。これだけ時間があれば周りきれそうです。とはいえ、さすがに「夏色キセキ」に登場した場所すべてを周るのはキリがないので、今回はオープニング曲中のムービーに登場した場所を中心に周ることにしました。
※この先、アニメ内でのシーンと実際の風景を比較するため、必要最小限度の「夏色キセキ」のキャプチャーを載せていきます。直接的なネタバレには繋がりませんが、ご了承のうえご覧ください。なお、問題点があった場合には直ちにキャプチャーを削除いたします。また、キャプチャーには一部加工を施しております。
まずは、作中でもよく登場するペリーロード周辺を調査します。

ペリーロードは、伊豆急下田駅から南へ1kmほどの場所にあります。実は、ペリーロード自体は200mくらいしかなく、急に始まって唐突に終わる感じの道です。

ペリーロードの一角には「夏色キセキカフェ」がオープンしています。私は時間が無かったため立ち寄りませんでしたが、非常に分かりにくい場所にありましたw

このペリーロードの一番西側から東側を向いて撮影したのがこのシーンです。建物の位置や街灯の形など、大変よく再現されています。
ただ、どうも作中で登場するシーンには広角レンズを使用して撮影した写真が使われているようで、広角が苦手な私のカメラでは完全に再現することはできませんでした。この場所に限らず、他の場所に関しても広角レンズが必要な場所があります。

そして、先ほどの写真に写っている手前の橋の上から右岸を写したのがこのシーンです。奥の橋との遠近感が違うように見える以外は、かなりよく再現されています。

続いては、下田公園です。下田公園は、ペリーロードから程近くペリーロードの脇から階段で登ることができます。

そして、その階段の終点部分を写したのがこのシーンです。手前のタイル模様の仕切りの長さや案内板の有無は異なりますが、建物などはリアルに再現されていますね。

先ほどの階段からほんの少し遊歩道を歩くとこのシーンの場所になります。この場所はほぼ完璧と言っていい再現度でしょう!
あえて言うなら、ここは女子中学生が制服姿で歩くような場所ではないことくらいでしょうかw

しばらく遊歩道を歩くと、広場に出ます。この広場の一角にもシーンに使われた場所があります。

撮影の視点が異なるので見え方が違いますが、ほぼ完璧に再現されています。雲の様子がいかにも夏っぽいではありませんか! 「夏色キセキ」の聖地巡礼をするならやはり夏に行くべきですね。暑いですがw
ちなみに、この展望台ですが、想像よりもかなり小さく広場の端にぽつんとあるので、最初は気づかず素通りしてしまいました。

展望台よりも相当高い所に着いてしまったり・・・。

近くにある別の展望台(馬場ヶ崎展望台)に行ってしまったり・・・。こちらも景色は良かったですよ。
さて、このあたりでペリーロード周辺の聖地巡礼は終了し、伊豆急下田駅前に移動しましょう。

伊豆急下田駅前にある東急ストアの駐車場脇に、このシーンの場所があります。このシーンは、オープニングムービーではなく宣伝CMなどに登場する、下田ロープウェイが写る数少ないシーンです。ロープウェイの搬器がもう少しリアルだと良かったです。

続いては、伊豆急下田駅からペリーロードと真反対の方向にある道の駅「開国下田みなと」です。この建物自体もストーリー中で登場していますね。

道の駅「開国下田みなと」の入口にある信号機のある交差点から海を眺めた景色が、オープニングムービーの一番最初に使用されているシーンになります。非常に完成度が高いですね。なぜこの場所を選んだのかは疑問に思うところですがw
そろそろタイムリミットなので、伊豆急下田駅に戻ることにします。ちょうど良い時間設定でした。

ちなみに、伊豆急下田駅前には作品中に何回も出てきたあのローソンがありますw

伊豆急下田駅に戻ってきました。なお、伊豆急下田駅では列車発車時間の20分ほど前にならないと改札が始まらないので、それまでは待合室で待つことになります。この待合室も作品中に何度か登場しましたね。

改札が始まったのでホームへ行くと、「夏色キセキ」ラッピングのリゾート21(写真左)がいました! 夏色キセキの聖地巡礼をしたからには、やはりこれに乗らなければなりませんねっ!!

行きにも撮影しましたが、こうしてよく見ると本当にすごいラッピングです。側面のサボ入れにも専用のサボが設置されている(中写真)あたり、熱意を感じますね。中にはどうしてラッピングに選んだのか分からないシーンもありましたが・・・(右写真の紗季のドヤ顔とか)w とりあえず、凛子たんハァハァ(きめぇ

なんと展望席に座れました! 普通列車でこの景色は本当に贅沢です。
で、このラッピング列車、外見が「夏色キセキ」なだけではないんです。実は、夏色キセキの主人公たちが伊豆急下田~伊東の車内アナウンスを担当しているのです! アナウンスは基本的に4人がローテーションで行い、伊豆急下田駅発車時と伊東駅到着時には4人全員での挨拶もありました。
「夏色キセキ」を知っている私は伊東まで楽しく聴くことができましたが、車掌さんの低い声ではなく声優さんの高い声なので、知らない人にとってはちょっと煩いと感じるかもしれません。

熱海まで戻ってきました。ことあと、私は東海道本線に乗り換えて帰宅となりました。
というわけで、「夏色キセキ」聖地巡礼&隧道調査は終了となります。
実は私、静岡県民にも関わらず今まで下田を訪れたことがありませんでした。伊豆半島の先端という立地ゆえ、どうしてもアクセスが悪く、なかなか行く気になれなかったのです。「夏色キセキ」が無ければ、私は一生下田を訪れることは無かったかもしれません。
今回下田を訪れて、すごく良い街だと感じました。「夏色キセキ」で少しでも下田に興味が出たら、ぜひ夏色キセキラッピング列車に乗って"夏に"訪れてみることをオススメします!
導入編 隧道調査編
3時間27分という滞在時間を有効的に使うため、先に隧道(トンネル)調査を終わらせた私は、約2時間30分を残して「夏色キセキ」の聖地巡礼に目的を移しました。これだけ時間があれば周りきれそうです。とはいえ、さすがに「夏色キセキ」に登場した場所すべてを周るのはキリがないので、今回はオープニング曲中のムービーに登場した場所を中心に周ることにしました。
※この先、アニメ内でのシーンと実際の風景を比較するため、必要最小限度の「夏色キセキ」のキャプチャーを載せていきます。直接的なネタバレには繋がりませんが、ご了承のうえご覧ください。なお、問題点があった場合には直ちにキャプチャーを削除いたします。また、キャプチャーには一部加工を施しております。
まずは、作中でもよく登場するペリーロード周辺を調査します。

ペリーロードは、伊豆急下田駅から南へ1kmほどの場所にあります。実は、ペリーロード自体は200mくらいしかなく、急に始まって唐突に終わる感じの道です。

ペリーロードの一角には「夏色キセキカフェ」がオープンしています。私は時間が無かったため立ち寄りませんでしたが、非常に分かりにくい場所にありましたw


このペリーロードの一番西側から東側を向いて撮影したのがこのシーンです。建物の位置や街灯の形など、大変よく再現されています。
ただ、どうも作中で登場するシーンには広角レンズを使用して撮影した写真が使われているようで、広角が苦手な私のカメラでは完全に再現することはできませんでした。この場所に限らず、他の場所に関しても広角レンズが必要な場所があります。


そして、先ほどの写真に写っている手前の橋の上から右岸を写したのがこのシーンです。奥の橋との遠近感が違うように見える以外は、かなりよく再現されています。

続いては、下田公園です。下田公園は、ペリーロードから程近くペリーロードの脇から階段で登ることができます。


そして、その階段の終点部分を写したのがこのシーンです。手前のタイル模様の仕切りの長さや案内板の有無は異なりますが、建物などはリアルに再現されていますね。


先ほどの階段からほんの少し遊歩道を歩くとこのシーンの場所になります。この場所はほぼ完璧と言っていい再現度でしょう!
あえて言うなら、ここは女子中学生が制服姿で歩くような場所ではないことくらいでしょうかw

しばらく遊歩道を歩くと、広場に出ます。この広場の一角にもシーンに使われた場所があります。


撮影の視点が異なるので見え方が違いますが、ほぼ完璧に再現されています。雲の様子がいかにも夏っぽいではありませんか! 「夏色キセキ」の聖地巡礼をするならやはり夏に行くべきですね。暑いですがw
ちなみに、この展望台ですが、想像よりもかなり小さく広場の端にぽつんとあるので、最初は気づかず素通りしてしまいました。

展望台よりも相当高い所に着いてしまったり・・・。


近くにある別の展望台(馬場ヶ崎展望台)に行ってしまったり・・・。こちらも景色は良かったですよ。
さて、このあたりでペリーロード周辺の聖地巡礼は終了し、伊豆急下田駅前に移動しましょう。


伊豆急下田駅前にある東急ストアの駐車場脇に、このシーンの場所があります。このシーンは、オープニングムービーではなく宣伝CMなどに登場する、下田ロープウェイが写る数少ないシーンです。ロープウェイの搬器がもう少しリアルだと良かったです。

続いては、伊豆急下田駅からペリーロードと真反対の方向にある道の駅「開国下田みなと」です。この建物自体もストーリー中で登場していますね。


道の駅「開国下田みなと」の入口にある信号機のある交差点から海を眺めた景色が、オープニングムービーの一番最初に使用されているシーンになります。非常に完成度が高いですね。なぜこの場所を選んだのかは疑問に思うところですがw
そろそろタイムリミットなので、伊豆急下田駅に戻ることにします。ちょうど良い時間設定でした。

ちなみに、伊豆急下田駅前には作品中に何回も出てきたあのローソンがありますw

伊豆急下田駅に戻ってきました。なお、伊豆急下田駅では列車発車時間の20分ほど前にならないと改札が始まらないので、それまでは待合室で待つことになります。この待合室も作品中に何度か登場しましたね。

改札が始まったのでホームへ行くと、「夏色キセキ」ラッピングのリゾート21(写真左)がいました! 夏色キセキの聖地巡礼をしたからには、やはりこれに乗らなければなりませんねっ!!



行きにも撮影しましたが、こうしてよく見ると本当にすごいラッピングです。側面のサボ入れにも専用のサボが設置されている(中写真)あたり、熱意を感じますね。中にはどうしてラッピングに選んだのか分からないシーンもありましたが・・・(右写真の紗季のドヤ顔とか)w とりあえず、凛子たんハァハァ(きめぇ

なんと展望席に座れました! 普通列車でこの景色は本当に贅沢です。
で、このラッピング列車、外見が「夏色キセキ」なだけではないんです。実は、夏色キセキの主人公たちが伊豆急下田~伊東の車内アナウンスを担当しているのです! アナウンスは基本的に4人がローテーションで行い、伊豆急下田駅発車時と伊東駅到着時には4人全員での挨拶もありました。
「夏色キセキ」を知っている私は伊東まで楽しく聴くことができましたが、車掌さんの低い声ではなく声優さんの高い声なので、知らない人にとってはちょっと煩いと感じるかもしれません。

熱海まで戻ってきました。ことあと、私は東海道本線に乗り換えて帰宅となりました。
というわけで、「夏色キセキ」聖地巡礼&隧道調査は終了となります。
実は私、静岡県民にも関わらず今まで下田を訪れたことがありませんでした。伊豆半島の先端という立地ゆえ、どうしてもアクセスが悪く、なかなか行く気になれなかったのです。「夏色キセキ」が無ければ、私は一生下田を訪れることは無かったかもしれません。
今回下田を訪れて、すごく良い街だと感じました。「夏色キセキ」で少しでも下田に興味が出たら、ぜひ夏色キセキラッピング列車に乗って"夏に"訪れてみることをオススメします!
下田に行ってみた(「夏色キセキ」聖地巡礼&隧道調査的な意味で) 隧道調査編
【ご案内】ただいま、数回の記事に分けて「下田に行ってみた(「夏色キセキ」聖地巡礼&隧道調査的な意味で)」をお送りしています。 導入編 も併せてご覧ください。
また、この記事は「隧道調査編」です。「夏色キセキ」の聖地巡礼には触れていませんのでご注意ください。「夏色キセキ」の聖地巡礼は次回の記事で書いていきますので、しばらくお待ちください。

途中、「夏色キセキ」ラッピングの2100系を撮影しつつ伊豆急下田駅に到着した私。
「夏色キセキ」ラッピングの2100系が次に伊豆急下田を発車するのは14時39分。意地でもこの列車には乗りたい! となると、私が下田にいられるのは残り3時間27分です。
そこで、先にさっさと隧道調査を終わらせてしまうことにしました。

伊豆急下田駅前を通る国道136号線を南西へ向かいます。この国道136号線は三島市が終点となっているので、私には馴染みがあります。もっとも、三島から100km以上離れていますが・・・。
調査する隧道は、この交差点の先にあります。それにしても暑い!

交差点を過ぎると、前方に山が見えてきました。隧道の気配がします。近づいてみると・・・

なんと深い堀割! 左側の建物と比較するとその深さが分かると思います。隧道にしてしまったほうが早いのではないかとも思ってしまうほどです。

堀割の先にはいよいよ隧道の姿が!(逆光のため見にくくなってしまいましたが・・・)
こんな所に筑波大学の実験センターがあるのはさておき、隧道に近づいてみましょう。

!?
カーブの内側にもう1つ隧道が! 隧道らしからぬ配色をしているのが気になりますが・・・。
それにしても、深い堀割の急カーブの先にいきなり隧道が現れるこの線形はかなり危険な気がします。反対側から来た場合は、隧道を出たらすぐに急カーブですし・・・。

とりあえず、大きいほうの隧道から調査します。
下田第1隧道、延長66,2m。素掘り隧道のようですが、坑口も含めて上からコンクリートが吹きつけられており、少し味気無い雰囲気です。また、扁額なども見当たりませんが、"隧道データベース"によれば竣功はなんと昭和14年! かなりの古参です。

そして、下田第1隧道のすぐ隣にあるのがこの隧道。扁額が無いので、隧道名や竣功年月、延長などが全く分かりません・・・。地図によってはこの隧道も車道用として描かれていますが、現状では歩道からのみ入れる隧道で、幅もせいぜい普通自動車1台分ギリギリくらいでしょうか。
それにしても、このカラフルな壁画は一体・・・

隧道内を歩いていると、壁画の正体が分かりました。この壁画、下田小学校と下田中学校の平成10年度卒業生が記念に描いたもののようです。ということは、少なくともこの隧道は平成10年には存在していたわけですね。

壁画の隧道を通り、反対側へ来ました。やはり2つの隧道は隣接しています。
そうなると、この2つの隧道は新旧の関係にあるのではないかという見解が出てきます。私も、地図でこの隣接する隧道を見た時はそうかとも思ったのですが、下田第1隧道が昭和14年竣功であること、壁画の隧道のほうが明らかに新しく見えること、車道用の隧道としてはあまりにも幅が狭く、高さが低すぎることなどから、新旧の関係では無いと思われます。
下田第1隧道周辺には小学校や中学校があるため、通学でこの隧道を通る児童が少なからずいるはずです。しかし、下田第1隧道は車道2車線分ギリギリの幅しかなく、歩道がありません。そのため、児童が安全に通学できるよう、後年になって新たに歩道用の隧道を掘ったのではないかと思います。隧道内の壁画は、歩道用隧道にお世話になった児童たちが安全に通学できたお礼として描いたものではないでしょうか。

下田第1隧道の坑口です。幅は2車線ギリギリで、おそらく大型車同士の離合には苦労すると思います。
1点気になったのが、坑口上部に斜めに入ったライン状の出っ張りのようなものです。この出っ張り、先ほどの下田側坑口にも存在していますが、一体何なのでしょうか。帯石のようなものなのかもしれません。

歩道用隧道の坑口です。この隧道、延長は下田第1隧道と同じくらいですが、両方の坑口付近でカーブしており見通しが悪いです。この妙な線形も、旧隧道である可能性を否定しました。歩道用隧道を掘った際、下田第1隧道に干渉しないよう一定の距離を保つために湾曲させたと考えれば、不思議なことではありません。

下田第1隧道を抜けた国道136号線は、一旦開けた場所を走ります。しかし、前方にはすぐに山が・・・

先ほどと巨大な堀割が出現したかと思うと、すぐに隧道が現れました。今度は歩道用隧道は無いような・・・

近づくと歩道用隧道が姿を現しました。今度は壁画も無く、至ってシンプルな歩道用隧道ですね。まぁ、それはいいんですけど・・・

この坑口の向きはおかしいだろ!w
こんな見通しの悪い隧道は初めて見ましたよ。車道用隧道だったらとっくに事故が起こってるレベルだと思います。車道用隧道に干渉しないように工夫した結果なのでしょうけど、もう少しマシな坑口にはできなかったのでしょうか。

車道用は、下田第2隧道、昭和14年竣功、延長47,4m。先ほどの下田第1隧道よりは延長は短いですが、外見はそっくりです。坑口上部の出っ張りもありますね。

歩道用隧道を通って反対側へ向かいます。こちらも下田第1隧道の歩道用隧道同様、両方の坑口付近でカーブしています。また、坑口付近以外は素掘りのコンクリート吹きつけになっています。
それにしても、坑口のすぐ脇を大型車が疾走していく光景はなかなか迫力があります。

反対側の坑口周辺です。こちら側も隧道直前まで堀割が続いています。

相変わらず坑口の向きがおかしい歩道用隧道w そういえば、なぜこの隧道には壁画が描かれていないのでしょうか。下田第1隧道からは至近距離にあって同じような隧道なのに、随分と対照的です。

第2下田隧道の坑口です。堀割と一体化したかのような不思議な形状になっていますね。コンクリート吹きつけなのが惜しいです・・・。というか、歩道用隧道が邪魔w

ここで少しまとめてみましょう。手描きの図で申し訳ございませんが、下田第1隧道と下田第2隧道の位置関係はこのようになっています(・印は信号のある交差点を示しています)。右上から左下へ向かって調査していきました。縮尺や道幅は正確ではないので、参考程度にご覧ください。
そういえば、図中の「?」マークなんですが・・・

写真は信号のある交差点付近から下田第1隧道を撮影したものです。見えにくいですが、赤丸の部分に穴があっちゃったり?

穴に近づいてもう1枚、やっぱり穴が開いちゃってますね。これは一体・・・。

明らかに人為的に掘られたと分かる、綺麗な四角形の坑口です。このあとに「夏色キセキ」聖地巡礼を控えていることもあり、隧道内へ踏み込むことはしませんでしたが、どうも10mほどで閉塞しているように見えました。坑口前は植物で埋もれており、いかにも廃隧道といった雰囲気ですが、坑口の位置が不自然ですし、どうも隧道とは関係の無い物のような気がします。
というわけで、最後に謎の穴を発見して探索は終了しました。
そして、次回はついに「夏色キセキ」の聖地巡礼編をお送りします。しばらくお待ちください。
また、この記事は「隧道調査編」です。「夏色キセキ」の聖地巡礼には触れていませんのでご注意ください。「夏色キセキ」の聖地巡礼は次回の記事で書いていきますので、しばらくお待ちください。

途中、「夏色キセキ」ラッピングの2100系を撮影しつつ伊豆急下田駅に到着した私。
「夏色キセキ」ラッピングの2100系が次に伊豆急下田を発車するのは14時39分。意地でもこの列車には乗りたい! となると、私が下田にいられるのは残り3時間27分です。
そこで、先にさっさと隧道調査を終わらせてしまうことにしました。

伊豆急下田駅前を通る国道136号線を南西へ向かいます。この国道136号線は三島市が終点となっているので、私には馴染みがあります。もっとも、三島から100km以上離れていますが・・・。
調査する隧道は、この交差点の先にあります。それにしても暑い!

交差点を過ぎると、前方に山が見えてきました。隧道の気配がします。近づいてみると・・・

なんと深い堀割! 左側の建物と比較するとその深さが分かると思います。隧道にしてしまったほうが早いのではないかとも思ってしまうほどです。

堀割の先にはいよいよ隧道の姿が!(逆光のため見にくくなってしまいましたが・・・)
こんな所に筑波大学の実験センターがあるのはさておき、隧道に近づいてみましょう。

!?
カーブの内側にもう1つ隧道が! 隧道らしからぬ配色をしているのが気になりますが・・・。
それにしても、深い堀割の急カーブの先にいきなり隧道が現れるこの線形はかなり危険な気がします。反対側から来た場合は、隧道を出たらすぐに急カーブですし・・・。

とりあえず、大きいほうの隧道から調査します。
下田第1隧道、延長66,2m。素掘り隧道のようですが、坑口も含めて上からコンクリートが吹きつけられており、少し味気無い雰囲気です。また、扁額なども見当たりませんが、"隧道データベース"によれば竣功はなんと昭和14年! かなりの古参です。

そして、下田第1隧道のすぐ隣にあるのがこの隧道。扁額が無いので、隧道名や竣功年月、延長などが全く分かりません・・・。地図によってはこの隧道も車道用として描かれていますが、現状では歩道からのみ入れる隧道で、幅もせいぜい普通自動車1台分ギリギリくらいでしょうか。
それにしても、このカラフルな壁画は一体・・・

隧道内を歩いていると、壁画の正体が分かりました。この壁画、下田小学校と下田中学校の平成10年度卒業生が記念に描いたもののようです。ということは、少なくともこの隧道は平成10年には存在していたわけですね。

壁画の隧道を通り、反対側へ来ました。やはり2つの隧道は隣接しています。
そうなると、この2つの隧道は新旧の関係にあるのではないかという見解が出てきます。私も、地図でこの隣接する隧道を見た時はそうかとも思ったのですが、下田第1隧道が昭和14年竣功であること、壁画の隧道のほうが明らかに新しく見えること、車道用の隧道としてはあまりにも幅が狭く、高さが低すぎることなどから、新旧の関係では無いと思われます。
下田第1隧道周辺には小学校や中学校があるため、通学でこの隧道を通る児童が少なからずいるはずです。しかし、下田第1隧道は車道2車線分ギリギリの幅しかなく、歩道がありません。そのため、児童が安全に通学できるよう、後年になって新たに歩道用の隧道を掘ったのではないかと思います。隧道内の壁画は、歩道用隧道にお世話になった児童たちが安全に通学できたお礼として描いたものではないでしょうか。

下田第1隧道の坑口です。幅は2車線ギリギリで、おそらく大型車同士の離合には苦労すると思います。
1点気になったのが、坑口上部に斜めに入ったライン状の出っ張りのようなものです。この出っ張り、先ほどの下田側坑口にも存在していますが、一体何なのでしょうか。帯石のようなものなのかもしれません。

歩道用隧道の坑口です。この隧道、延長は下田第1隧道と同じくらいですが、両方の坑口付近でカーブしており見通しが悪いです。この妙な線形も、旧隧道である可能性を否定しました。歩道用隧道を掘った際、下田第1隧道に干渉しないよう一定の距離を保つために湾曲させたと考えれば、不思議なことではありません。

下田第1隧道を抜けた国道136号線は、一旦開けた場所を走ります。しかし、前方にはすぐに山が・・・

先ほどと巨大な堀割が出現したかと思うと、すぐに隧道が現れました。今度は歩道用隧道は無いような・・・

近づくと歩道用隧道が姿を現しました。今度は壁画も無く、至ってシンプルな歩道用隧道ですね。まぁ、それはいいんですけど・・・

この坑口の向きはおかしいだろ!w
こんな見通しの悪い隧道は初めて見ましたよ。車道用隧道だったらとっくに事故が起こってるレベルだと思います。車道用隧道に干渉しないように工夫した結果なのでしょうけど、もう少しマシな坑口にはできなかったのでしょうか。

車道用は、下田第2隧道、昭和14年竣功、延長47,4m。先ほどの下田第1隧道よりは延長は短いですが、外見はそっくりです。坑口上部の出っ張りもありますね。

歩道用隧道を通って反対側へ向かいます。こちらも下田第1隧道の歩道用隧道同様、両方の坑口付近でカーブしています。また、坑口付近以外は素掘りのコンクリート吹きつけになっています。
それにしても、坑口のすぐ脇を大型車が疾走していく光景はなかなか迫力があります。

反対側の坑口周辺です。こちら側も隧道直前まで堀割が続いています。

相変わらず坑口の向きがおかしい歩道用隧道w そういえば、なぜこの隧道には壁画が描かれていないのでしょうか。下田第1隧道からは至近距離にあって同じような隧道なのに、随分と対照的です。

第2下田隧道の坑口です。堀割と一体化したかのような不思議な形状になっていますね。コンクリート吹きつけなのが惜しいです・・・。というか、歩道用隧道が邪魔w

ここで少しまとめてみましょう。手描きの図で申し訳ございませんが、下田第1隧道と下田第2隧道の位置関係はこのようになっています(・印は信号のある交差点を示しています)。右上から左下へ向かって調査していきました。縮尺や道幅は正確ではないので、参考程度にご覧ください。
そういえば、図中の「?」マークなんですが・・・

写真は信号のある交差点付近から下田第1隧道を撮影したものです。見えにくいですが、赤丸の部分に穴があっちゃったり?

穴に近づいてもう1枚、やっぱり穴が開いちゃってますね。これは一体・・・。

明らかに人為的に掘られたと分かる、綺麗な四角形の坑口です。このあとに「夏色キセキ」聖地巡礼を控えていることもあり、隧道内へ踏み込むことはしませんでしたが、どうも10mほどで閉塞しているように見えました。坑口前は植物で埋もれており、いかにも廃隧道といった雰囲気ですが、坑口の位置が不自然ですし、どうも隧道とは関係の無い物のような気がします。
というわけで、最後に謎の穴を発見して探索は終了しました。
そして、次回はついに「夏色キセキ」の聖地巡礼編をお送りします。しばらくお待ちください。