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黄瀬川大橋周辺の状況(2021年7月11日現在)

2021年7月3日の豪雨によって損壊した静岡県沼津市の黄瀬川大橋。
黄瀬川大橋は、静岡県道380号線の橋で、旧国道1号線にあたることから沿道には商業施設も多く、昼夜問わず非常に交通量が多い幹線道路です。私も、幾度となく通過したことがあります。修復には年単位の期間が必要とのことで、影響はかなり大きいと思われます。損壊から1週間後、現地の様子を見てきましたので、その様子を書いていきます。

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沼津市街地側から来ると、東下石田交差点手前に黄瀬川大橋損壊の看板が設置されています。
同時に、その手前にある施設には行けることも案内されており、黄瀬川より先へ向かう車は右折へ誘導されます。やはり、多くの車が黄瀬川より先へ向かうようで、右折レーンが混雑していました。

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東下石田交差点です。
ここで斜め右に分岐しているのは静岡県道145号線で、静岡県道380号線の旧道、旧旧国道1号線にあたり、片側1車線の道路です。
ここまで片側2車線だった静岡県道380号線も、この東下石田交差点から先は片側1車線となるため道路容量自体は変わりませんが、静岡県道145号線は歩道が設置されていないため、通行には気を遣います。

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静岡県道145号線に入ると、すぐに東海バスの「東下石田」バス停があります。ちょうど伊豆箱根バスの「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピングバス2号車が通過しました。伊豆箱根バスは、静岡県道380号線を経由しているため、本来この静岡県道145号線は通過しませんが、迂回運行を行っています。

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東海バス「東下石田」バス停です。
本来は、東海バスの静岡医療センター循環線が1日4本のみ通過しますが、現在は平行する静岡県道380号線にある「久保」バス停の臨時バス停としての役割も持っており、先ほどの伊豆箱根バスも含め、黄瀬川大橋を経由する路線バスも通過します。

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少し進むと、続いて「潮音寺(黄瀬川臨時バス停)」を通過します。
今度は東海バスが通過していますが、先ほど書いたように、本来であれば1日に4本のみが通過するバス停のため、通常ではまずあり得ない頻度での運行本数となっています。
なお、黄瀬川大橋を経由する路線バスは以下の系統があります。
1.旧道経由 2本/h(東海バス・伊豆箱根バス共同運行)
2.新道経由 0.5本/h(東海バス・伊豆箱根バス共同運行)
3.柿田経由 1本/h(東海バス)
運行本数は日中時間帯のおおよそですし、実際にはこのほかにも1日1本のみ運行される系統などもありますが、最低でも1時間に3本は通過することになります。

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潮音寺バス停には、定期券・回数券の取り扱いに関する案内が掲示されていました。
先ほど書いたように、黄瀬川大橋を経由する路線バスは東海バスと伊豆箱根バスの共同運行なのに対し、静岡県道145号線を経由する路線バスは東海バスのみのため、正規の取り扱いでは伊豆箱根バスの定期券、回数券を所持している人が利用できなくなってしまうことから、迂回運行中は特例として利用できるようにしているようです。
ただし、手持ちの定期券、回数券の種類によって利用に制限があります。

1.2社共通定期券・回数券
旧道経由(共同運行)・・・いずれも利用可
新道経由(共同運行)・・・いずれも利用可
柿田経由(東海バス)・・・利用可
医療センター循環(東海バス)・・・利用可

2.東海バス定期券・回数券
旧道経由(共同運行)・・・東海バスのみ利用可
新道経由(共同運行)・・・東海バスのみ利用可
柿田経由(東海バス)・・・利用可
医療センター循環(東海バス)・・・利用可

3.伊豆箱根バス定期券・回数券
旧道経由(共同運行)・・・伊豆箱根バスのみ利用可
新道経由(共同運行)・・・伊豆箱根バスのみ利用可
柿田経由(東海バス)・・・利用不可
医療センター循環(東海バス)・・・利用不可

このあたりは、共同運行路線特有の問題ですが、なかなかややこしいです。また、3については掲示には案内がありませんが、本来は東海バスのバス停なので、省いても問題が無いという判断なのかもしれません。

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続いて「黄瀬川橋南(黄瀬川橋臨時バス停)」を通過します。バス停が道路と並行に設置されているため、分かりづらいです。
また、ここまでの3つのバス停は、歩道などが無く路側帯も狭いことから、三島駅方面側にしかポールが設置されていません。沼津駅方面行きを利用する場合は、三島駅方面行きポールの道路反対側でバスを待つ必要があります。

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そして、いよいよ黄瀬川橋が近づいてきました。
ここまでは意外なほどスムーズに車が流れていましたが、この先が怪しくなってきました。

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黄瀬川橋です。
2013年に架け替えられたばかりなので、片側のみではありますが歩道も完備されています。今回の豪雨でも損傷を受けることなく、迂回路として機能を果たしてくれています。

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豪雨から1週間が経過し、黄瀬川はすっかり元の穏やかな流れに戻っていましたが、上流を見ると、損壊した黄瀬川大橋が見えます。

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黄瀬川沿いの遊歩道を通り、黄瀬川大橋まで近づいてみました。
黄瀬川大橋は、橋脚4本で橋桁を支えていますが、このうち最も沼津市側にある橋脚が沈下し、傾いてしまっているのが分かります。

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沈下面を見ると、アスファルトはひび割れ、段差が生じてしまっています。しかし、欄干は破断することなく沈下に合わせて折れているところを見ると、丈夫な造りであることが分かります。

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桁部分には、製造年月が刻まれた銘板が設置されていました。これによると、1967年3月となっており、竣功から50年以上が経過していることが分かります。橋梁の耐用年数はおおよそ50年と言われており、交通量の多さも加味すると超過気味であったと思われます。
修復には年単位の時間が掛かるとのことですが、耐用年数のことを考えると架け替えられるのではないかと思います。

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静岡県道145号線に戻ります。
黄瀬川橋から先は、片側のみではありますが歩道が設置されています。このあたりから急に車の流れが悪くなりますが、この先にある信号機付きの交差点に右折レーンが無いため、右折車両が連続すると詰まってしまうことが原因です。

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そして、「臼井国際産業前(八幡西臨時バス停)」を通過します。これで、迂回バス停は終了です。
この日は休日の午後ということもあって、渋滞というほど混雑はしていませんでしたが、平日の朝ラッシュ時間帯ともなると相当な渋滞となるようで、路線バスも数十分遅れになってしまうようです。

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渋滞の原因となっている「長沢中」交差点です。交差点が狭く、右折レーンを設置するのは困難なので、改善策としては時差式信号にするのが一番手っ取り早そうです。
この交差点を左折すると、黄瀬川大橋の先に出ることができ、迂回は終了となります。
ちなみに、路線バスのうち、新道経由はこの交差点を左折、旧道経由は直進、柿田経由は右折と3方向に分かれます。

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なお、反対側の国道1号線側から来ると、「柿田川公園前」交差点先の道路情報板に「道路損壊 通行止め」の表示が出ています。

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そして、その先の「八幡」交差点には、静岡県道380号線への分岐地点に立て看板が設置されていますが、文字が非常に小さく、国道1号線の速度で走行していると読み取るのは困難です。ただ、この看板を読み取れずに通過したとしても、その先でも迂回は可能なため、そこまで問題ではありません。
ちなみに、この八幡交差点を左右に通っている道路が静岡県道145号線で、左折すると先ほどの長沢中交差点に繋がります。

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八幡交差点で左折せず、そのまま側道を直進した場合は、一度静岡県道380号線に合流したあと、この「長沢西」交差点を左折することで、同じく長沢中交差点に出ることができます。

迂回路を通った感想としては、黄瀬川大橋の損壊から1週間が経過し、だいぶ迂回が周知されてきたこともあってか、多少の渋滞はありましたが目立った混乱は無いように見えました。ただ、平日のラッシュ時間帯は相当混雑するようなので、やはり不用意に付近を通過するのは避けたほうが良さそうです。
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あの「毛無峠」へ行ってきた!

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皆さんは、この写真の場所をご存じでしょうか。
長野県と群馬県の県境にある「毛無峠」という場所です。インターネット上では、「未開の地グンマー帝国との国境」などとして一部で話題となっている場所です。

私が住んでいる静岡県沼津市からはかなり距離がありますが、やはり一度は行ってみたい!
というわけで、昨年8月に行ってきました。
ちなみに、おととしの11月頃にも行こうとしたことがあるのですが、残念ながら途中の道路が冬期封鎖されており、たどり着くことができませんでした。

沼津市を11時頃に出発し、次のルートで毛無峠へ向かいました。

静岡県道380号線→国道139号線→国道358号線→甲府南I.C→中央自動車道→岡谷JCT→長野自動車道→更埴JCT→上信越自動車道→須坂長野東I.C→国道403号線→長野県道54号線→長野県道112号線

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毛無峠へ向かう最後の分岐点です。ここまで来ればもう毛無峠はすぐそこですが、この先は道路の幅がかなり狭く、乗用車同士でも場所を選ばないとすれ違いができない場所があります。また、途中からダートになりますので、車高の低い車だと床下を擦ります・・・(私の車も何回か擦りました)。

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毛無峠の手前に自動車が駐車できるスペースがあるので、そこからは徒歩で毛無峠まで向かったほうがよいです。この日は、地上は晴れていましたが、毛無峠周辺はこのように一面霧となっており、周りは何も見えませんでした。

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前方に、写真で見慣れた看板が見えてきました。

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毛無峠に到着しました!
毛無峠まで、所要時間約5時間、距離約300kmほどの長旅でした。

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毛無峠で通行止めとなっており、毛無峠より先の群馬県側には立ち入ることができませんが、簡単なチェーンによる封鎖のため、先の様子を見ることができます。さすがは群馬県、霞んで見えるぜ・・・(元々

毛無峠の滞在時間はわずか10分で、すぐに帰路につきますw
しかし、これだけで帰るのはさすがにもったいないので、途中で松本駅に立ち寄ることにしました。松本駅では、数少なくなった「上野おばさん」を自動アナウンスとして現役で使用している駅なので、以前から収録してみたいと思っていました。毛無峠から松本までは長野自動車道経由で約2時間ほど、松本駅周辺の駐車場が満車ばかりで駐車場所に困りましたが、少し離れた駐車場に無事に駐車でき、18時30分頃に松本駅に入りました。

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大糸線の211系です。この塗装の211系は何気に初撮影な気がします。前面部の「JR」マークの部分が白く日焼けしている編成でした。

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同じく211系ですが、こちらは前面の日焼けが無く、行き先表示器が幕式となっています。青地に白文字の「普通」表示は、かつての113系を思い出させます。

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大糸線のE127系です。
なお、この列車は松本駅に18時56分に到着するのですが、そのまま折り返さずに回送となって入庫します。その時の自動アナウンスが驚くべき内容のもので
「この列車は、入れ替えをしますので、ご乗車できません。19時09分の、普通列車、信濃大町行きではありませんので、お間違えの無いように、ご注意ください。」
と、今までほかの駅では聴いたことの無いものでした。
以前の熱海駅をも凌ぐほどの親切なアナウンスに感じました。

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E257系で運行されている快速長野行きです。この列車、松本駅に19時50分に到着した特急「あずさ25号」がそのまま20時05分発の快速列車に変わるというものです。
そのため、自動アナウンスでも「東京からの、終着の、特急が、到着します。この列車は、20時05分発、快速、長野、行きになります。」と流れます。また、停車中には「この列車は、途中、聖高原までの各駅と、篠ノ井、川中島、に停車いたします。」というアナウンスを聴くことができます。

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こんなところでも313系を見ることになるとは・・・。本当にどこにでもいますねw ちなみに、この313系は1300番台で、普段静岡地区では見ることのできない車両です。


松本駅からの帰りは、時間帯的にもそんなに渋滞していないだろうと考え、一般道を使うことにしました。
松本駅を20時30分くらいに出発し、次のルートで帰宅しました。

国道19号線→国道20号線→国道358号線→国道139号線→新富士I.C→新東名高速道路→長泉沼津I.C

最後は、高速道路の誘惑に負けてしまい、1区間だけ新東名高速道路を使用してしまいましたw 結局、帰宅したのは日を跨いだ1時くらいでした。
毛無峠への出発前に、ほぼガソリンを満タンにしていたにも関わらず、帰りはガソリンの残量に危機感を感じ松本市内で1000円分だけガソリンを入れるほどだったので、やはりかなりの長距離だったのだと思い知らされました。ちなみに、私の愛車は満タンにすると約700kmほど走行が可能なので、松本駅への寄り道や帰りに一般道を利用したことを加味すると、やはり往復700kmくらいの距離は走行したことになります。
ドライブづくしの充実した1日でした!

ゼブラ板付き一灯式信号機が撤去される

9月も中旬に差し掛かり、夜間はだいぶ涼しくなってきましたね。秋の気配を感じます。
一方で、台風18号による被害が次々と明るみに出てきていますね・・・。鬼怒川をはじめとする河川で氾濫が起き、付近では壊滅的な被害が出ています。一刻も早い復旧を願っています。

もうだいぶ前のことになりますが、静岡県三島市に設置されていたゼブラ板付きの一灯式信号機が撤去されているのを確認しました。今回は、当ブログとしてはかなり珍しい信号機の話題ですw

PIC_1145.jpg
そもそも一灯式信号機とは何かと言うと、この写真を見ていただければ分かるかと思います。
黄灯・または赤灯が1灯のみ設置されている信号機のことで、通常の三灯式信号機を設置するほどではないが、そこそこ交通量の多い交差点などに設置されています。通常は点滅していることが多く、黄灯の点滅は他の交通に注意して通過することができる、赤灯の点滅は停止線で停止せよ、という意味なのですが、正しく理解している人は少ないように思います。


それでは、本題に入りましょう。以下、写真が2枚ある場合は、左側が一灯式信号機設置時の様子、右側が撤去後の様子となります。

PIC_4110_20150312233625cfb.jpg  PIC_6700.jpg
その一灯式信号機は、隣接する2つの交差点に設置されており、同時に見通すことができました。いずれの信号機も撤去されました。

PIC_4106.jpg  PIC_6692.jpg
1ヶ所目の交差点です。
こちらは赤灯点滅側となります。信号機撤去後は、赤灯の代わりに「止まれ」の標識が設置されました(見えにくいですが・・・)。なお、補助標識は「自転車も止まれ」となっています。


PIC_4123_201503122333455e3.jpg  PIC_6706.jpg
黄灯点滅側です(写真では赤灯にも見えますが、黄灯です)。
こちらは手前から奥方向への一方通行となっています。信号機の撤去に伴い、新たに「横断歩道」の標識が設置されています。これについては、今回私も初めて知ったのですが、一灯式信号機のある交差点は三灯式信号機の交差点と同じ扱いで、横断歩道があっても「横断歩道」の標識は設置されないのですね。
何気に歩道が広くなっていますが、これは信号機の撤去とは関係無いでしょうw 

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灯器です。
灯器を目立たせるためにゼブラ板が設置されていました。三灯式信号機でゼブラ板が設置されている灯器は時々見かけますが、一灯式信号機でゼブラ板が設置されているのは他で見たことがありません。先述のように一方通行があるため、一方通行の出口側に向いている灯器にはゼブラ板が設置されていません。

PIC_4183_201503122335331f6.jpg  PIC_6711.jpg
2ヶ所目の交差点です。
赤灯側となります。先ほどの交差点と同じく、「止まれ」の標識に「自転車も止まれ」の補助標識が設置されました。

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黄灯側です。こちらの交差点については、一方通行ではありません。写真のように、歩行者・自転車・自動車ともに通行量の多い交差点です。やはり、信号機が撤去された代わりに「横断歩道」の標識が設置されています。

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灯器です。先ほどの交差点と同じくゼブラ板が設置されていますが、こちらは4方向すべてに設置されていました。
また、先ほどの灯器は赤灯と黄灯が交互に点滅していましたが、こちらの灯器は赤灯と黄灯が同時に点滅しているのが分かります。私が知っている一灯式信号機は交互に点滅するもので、このように同時に点滅するものはこの灯器以外で見たことがありません。

灯器がLED式であったことからも分かるように、この一灯式信号機が設置されたのはここ数年のことです。信号機が設置される前は、現在と同じような「止まれ」の標識が設置された普通の交差点でした。しかし、歩行者・自動車ともに通行が多く、事故が多かったため、一灯式信号機が設置されたと思われます。
今回、一灯式信号機を撤去した理由は定かではありませんが、信号機を設置しても事故が減少しなかった、もしくは逆に増加してしまったなど、好ましくない結果が出てしまったものと思われます。それでも、三灯式信号機を設置しないのには、何か理由があるのでしょうか? 一灯式信号機→三灯式信号機という交差点はいくつか知っていますが、一灯式信号機→撤去というのは初めて見るパターンです。
灯器自体はまだ新しいため、他の場所に移設されて引き続き使用されている可能性がありますが、ゼブラ板付き一灯式信号機という貴重なものが失われてしまいました。

静岡県の道路標識コレクション

6月も中旬、一番日の長い時期となりましたね。ブログのネタが尽きてしまったので、今回は突然ですが、他の都道府県ではあまり見かけない、静岡県ならではの道路標識を紹介したいと思います。

PIC_1052.jpg  PIC_1059.jpg
まずは、一灯式信号機のように宙吊りに設置されている標識です。
このタイプの設置は、静岡県ではそこそこ見かけるのですが、他の都道府県ではほとんど見られないようで・・・。確かに、静岡県以外では見たことがありません。主に、標識のポールを立てるスペースの無い狭い交差点に設置されています。遠くからでも標識が一目瞭然で分かりやすいので、もっと普及しても良いと思うのですが、標識を4枚設置するだけなのに大掛かりすぎるのが普及しない原因でしょうか。お金も相当掛かっていそうですし・・・。
ちなみに、設置される標識は場所によって変わります。

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続いては、沼津駅南側の仲見世商店街周辺に大量に設置されている「停車可」の標識です。皆さんも免許を取る際に教習本などで見たことのある標識だと思いますが、実際に設置されている数は全国的にもかなり少ないようで・・・。
あくまで"停車"可なので、駐車はできません。

PIC_6670.jpg  PIC_6669.jpg
続いては、通称!マークの「その他の危険」です。
この標識も、教習本などに載っていますが、標識のくせに曖昧な表現しかできないためか、実はあまり多くは設置されていません。私も、実際に見たのはこの1枚のみです。基本的に、「その他の危険」については補助標識とセットで設置されることが多いようなので、この写真のように単独で設置されているのは珍しいのかもしれません。

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最後に、静岡県オリジナルと思われる「いたわりゾーン」の標識です。俗にいう「ゾーン30」の道路に設置されています。以前は「シルバーゾーン」という名前で別のデザインの標識でした。


日常の生活の中にたくさんある道路標識。身近な存在ゆえにあまり意識して見ることはありませんが、いつもと少し違った視点で見ると、新たな発見があるかもしれません。

「歩車分離式」信号増えすぎ・・・

私が住んでいる地域では、ここ数年で「歩車分離式」の信号がかなり増えています。
先日も、新たに歩車分離式になった交差点がありますが、正直増えすぎなのではないかと思っています。


PIC_1920.jpg  PIC_1159.jpg
最近、歩車分離式になったばかりの「杉崎町」交差点です。
こちらの交差点は、どちらの道路も交通量が多く、右左折する車両も多いので、歩車分離式になったのは妥当だと感じます。ただ、どうも今までのサイクルにそのまま歩車分離を組み込んでいるようで、今までよりも明らかに1ターンが長くなり、信号待ちの時間が増加しました。そのため、今までよりも信号待ちの渋滞が悪化しています。
なお、この交差点ですが、歩車分離式になるのと同時に、
「赤+←↑」 → 「黄」 → 「赤+→」 → 「黄」 → 「赤」
というサイクルから
「赤+←↑」 → 「黄」 → 「赤」 → 「赤+→」 → 「黄」 → 「赤」
という右折矢印が点灯する前に数秒間赤灯を挟むようになりました。見切り発車の防止だと思われます。これは、最近は他の交差点でも見られるようになってきています。


PIC_1898-1.jpg  PIC_1590_2014030917504627e.jpg ※左側の写真は一部加工してあります
先ほどの「杉崎町」交差点とほぼ同時に歩車分離式となった「杉崎北」交差点です。交差点名の通り、先ほどの杉崎町交差点の1つ北側の交差点となります。この交差点も確かに交通量は多いですが、この程度の規模の交差点は他にも多数あり、この交差点だけ歩車分離式にする意味が分かりません。
この交差点が歩車分離式になってから、明らかに歩行者の流れが悪くなりました。歩車分離式なのに横断歩道の周辺に信号待ちをするスペースが無いため、通勤・通学時間帯ともなると歩行者の渋滞が起こっています。中には、車道にはみ出して信号待ちをしている歩行者もあり、逆に危険になってしまった気がします。


確かに歩車分離式は、右左折時の巻き込み事故などを大幅に抑制できるという大きなメリットはありますが、どうしても1ターンが長くなり、信号待ちの時間が増加するというデメリットもあります。少し交通量が多いから・・・というだけの理由で導入して良いわけではないと思います。導入するにしても、青信号の長さを調整するなどして、待ち時間を少しでも短くするような工夫は必要ではないでしょうか。少なくとも、今回紹介した2つの交差点は、ともに車両側の青信号が長すぎるように感じます。

個人的に、歩車分離式信号は好きではありません。どんなに自動車の通行が少なくても、歩行者用信号が青になるまで待たなければなりませんし、逆に自動車を運転していると、歩行者が1人も居ないのに歩行者用信号が赤になるまで待たなければならず、非効率だと感じるからです(押しボタンが設置されており、歩行者がボタンを押した時のみ歩車分離式となる交差点も少なからずありますが・・・)。
また、私は自動車を運転している時、歩行者用信号の灯火を見て、交差点を通過できるかどうか判断しています。歩行者用信号が青点滅を始めているのを見て、車両用信号が黄灯火になる前に交差点に進入できないと分かれば、早めにブレーキを踏んで余裕を持って停止することができます。しかし、歩車分離式の場合、歩行者用信号を当てにすることができず、車両用信号のみで判断しないといけません。

「杉崎北」交差点の他にも、なぜこの交差点が歩車分離式なのか・・・と思う交差点は多くあります。いくら安全のためとはいえ、少しやりすぎなのではないでしょうか?


少し厳しいことを書いてしまいましたが、最近個人的に感じていることでした。
プロフィール

N_station

Author:N_station
鉄道や路線バスの写真撮影が趣味で、最近は道路系や深夜アニメ(百合系)にもハマってしまっている救いようのないニコ厨です(orz
社会人になったら深夜アニメを卒業できるかと思ったらこれだよ! 地元の沼津市が「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台になっちゃったからね、しょうがないね!!

ホームページもご覧ください
N_stationの鉄なページ
N_stationの(非)鉄なページ

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